黄昏おっさんの異世界転生物語
姫野 りぉ
異世界転生
全智全能の女神フォーリア
ここは?┅┅┅┅
眩い日射しに目を擦りながら見た景色はまるで映画のような景色!
側には滝がこれでもかって水が滝壺へと流れ落ちてる
滝壺は湖の様に大きく広くキラキラと日に照され巨大で綺麗な虹が架かり清らかな空気が漂う
辺りは森?大きな木が植わり先が見えない
俺が倒れてるのは?その滝壺に近い河原?湖畔?
ザァーザァーと水の音と小鳥のさえずりだけ┅
空は高く青く暑くも無く寒くもなかった、そよ風が心地好くその風の薫りも心を落ち着かせた
確か俺は仕事中に事故に会った筈なんだよなぁ ┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅┅?
榊
バツイチのしがないタクシー運転手
「この辺りで大丈夫でしょうか?」
「ええ、そこの電柱の所で」
黒いタクシーが電柱の手前で止まるとカチカチとハザードが点滅する
静かな住宅街の中でそのお客さんは少し場違いな格好をしていた
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
(なんだかなぁ?この人こんな格好で何をしてるんだか?)
ええ、俺は思ったね!
だって!あんなに大きな胸をこれでもか!って広げたドレス?
ありゃ中世の貴族令嬢とかがする格好だよな?
普通はドレスってもっと大人しい格好だったと思うんだが?
真っ赤なドレス!それは誰もが振り返る程のハデハデ!
そのドレスの女性の真っ白い肌で溢れる程の豊かな胸が目の前にある┅
そして手をチョコンと上げて俺を見てる?┅┅┅┅なんで?
確かに俺はタクシー運転手だけど?何故俺を選ぶ!あんたは前の奴に乗るのが順番だから!
「すいません、順番なんで前のタクシーにお願いしま~す」
「あら、私は貴方の車じゃないと嫌なの、では後ろの人?貴方がそちらに乗ってちょうだい」
後ろのサラリーマンがニヤニヤしながら前のタクシーへと乗る
俺は仕方なくその女性を乗せたんだが妙に俺を見てくる?
「どちらまで送りますか?」
「〇□町の■□までお願いします」
「■□までですね、畏まりました」
良かった┅知ってる所だったよ、しかし┅なんだかなぁ
凄く色っぺぇけど若いよな?外人さんかな?でも凄い美人さんだ♪眼福とはこれかな?フフ♪
そうなんです!凄い美人で顔立ちは外人さん、そして少し前屈みになると豊かな胸が!それはもうはっきり見えるのです!あの頂点の粒は流石に見えないけどね┅
足を組んでるのも良い!
綺麗なスラリとした太股が!おみ足が!見えるんです!そして微妙にあの三角地帯がチラチラと┅┅パンツ履いてねぇのか?
少し酔ってるのか顔がほんのり紅い
「ねぇ?運転手さんの名前を聞いて良いですか?」
「名前ですか?榊譲二と言います」
「譲二┅榊って木辺よね?」
「ええ、木辺に神ですね」
「フフフ┅そう┅貴方が┅フフフ」
「この先を曲がったぐらいですか?」
「ええ┅」
辺な人だな?俺の名前なんて?
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「料金は3600円です、お支払いは如何されますか?」
「現金で」
「ハイ、確かに、ありがとうございました」
「ウフフ♪ねぇ?運転手さん?いえ榊さん、お茶しません?」
「えっ!」
「ウフフ、車は此方の駐車場に止めておくと大丈夫でしょ?」
「でも┅こんな夜更けに私がお邪魔しても迷惑でしょ?」
「あら、迷惑じゃ無かったらお邪魔するのね?ウフフ、さあどうぞ!遠慮しないで」
「良いのかな?でも折角のご厚意なんでお邪魔しますか?」
「私が誘ってるのよ、邪魔なんかじゃないの、少しお話がありますから」
そう言われやれやれと言った感じでその家の門を抜け駐車場へと車を止めた
確かに高級住宅街だからか、その家は大きく立派で、駐車場もかなり広くベンツなんてのが2台も有った
玄関にはメイドさん?あのメイド服をしてる若くてカワイイ子が2人と1人質素な黒服の侍女?さんらしき人が待っていた
赤いドレスの女性は、そのドレスの裾をたくしあげ露に白い脚をさらけ出し、スタスタと玄関へと入って行く
俺はその後を着いてくけどメイドさんが女性の後を追いかけ、侍女さんが俺を案内するかの様に手を向ける
その先には何やら大きな扉があって辺な緊張感が漂ってる
「あのぉ?扉の中へ?ですか?」
「はい┅どうぞ押して下さい、開くとお分かりになるかと┅」
ひぇ~その声は何ですか!凄くドスの聞いた声!
侍女さんですよね!男じゃ無いですよね!なんで低音!
ビクビクしながらそっと扉に手を添えて押すと何故か扉が光る?
「やはり┅ククク、さあどうぞお入り下さい!」
ちょっと恐いんですけど?何故に含み笑い?それに低音からの美声とは?
まぁ確かに侍女さんは見るからに賢そうで美人さん
歳は30台だろうけど若いね、それは美人だからか?
きっと笑うととても素敵なんだろうけどなぁ┅
そして光る扉の中へ入ると頭の中が真っ白くなり目の前がぼやけて気を失ってしまってた┅
力が全然入らなくて薄れ行く意識にあの女性の笑顔だけが見える
その姿は赤いドレスでは無くて白く透ける布をまとったナイスバディだと分かる、裸同然の姿┅やはりデカイ乳┅
お尻もスキ!
『榊さん?』
「うおっ!あんたか!┅俺は気を失ったのかな?」
『ウフ、そうですねぇ、面倒くさいからスパッと話しますね、榊譲二さん!貴方は死にました!そして此れから異世界へと旅立つのです!ハイ!』
「ん?┅┅┅アンタ頭がおかしいのか?俺が死んだ?こうして話してるのに?それに異世界?バカも休み休み言えってもんだ、まったく┅」
『ウフフ♪そう来ましたか、でも周りを見て下さい?ここは神域ですよぉ~それに貴方の姿は魂の玉ですねぇ?ウフフ♪』
「はっ!┅┅確かに┅真っ白な空間?┅┅でも死んだってのはなんで?だってアンタに呼ばれて家に入ったけど?」
『そうです、本来ならあの後にアナタは駅に戻り仕事をして、くたびれて帰って寝てるのが本来の時間でしたが、イレギュラーが起きました、貴方はあの後に信号待ちで止まっていました、どうしてか居眠り運転の暴走トラックに追突され敢えなく木っ端微塵!そして死にました!ハイ!』
「┅┅┅なんか嬉しそうなんだが?だから俺は火の玉でフワフワしてるんだな?┅」
『そうですよぉ、今の榊さんは魂の選択から外されてます、まぁイレギュラーなんだから仕方ないのですけど、そこで私が貴方を異世界へと提案するのです!エヘン!』
まぁそんなに胸を張ると豊かな胸が更に大きく!ウン!大きいけど綺麗なおっぱい!嫌いじゃ無い!スキかな┅
「提案って、それよりアンタは一体何者なんだ?まぁ普通は女神とか神様だろうけど」
『ふっふん!そうよ、私は全智全能の女神フォーリア!確かに神ですよぉ~では何故!このフォーリアが貴方をサポートしてるのか?それは原初神カーオス様の導きだからです、あの方には逆らえません┅そのぉイレギュラーになった事を謝罪します、あれは事故なんです!ええ事故ですよぉ!』
「普通に交通事故だが?┅┅┅┅まさか?神の手違い?そっちの事故?」
『違います!手違いとかではないの!そう断じて!ちょっと気を抜いてとか┅ちょっとお菓子を食べてとか┅アハハ?はぁ~』
それってすげぇ確信犯じゃねぇか!この乳デカ娘!何がちょっとだよ!
それで異世界転生だと!ふざけるな!そんなエロい姿を見せられてもちっとも嬉しくないぞ!くそっ!
『そんなに怒らないで!ごめんなさい!でもこのおっぱいスキなのね?ウフフ♪』
あっ!思ったの読まれてる!そうだった┅神には言葉は要らなかったんだ┅
『さっきからの思いは全て聞こえてましたよぉ、はぁ~ん?貴方はこのようなおっぱいが好きなのね?ウフフ♪』
イヤイヤ!そりゃ小さいよりは┅でも俺はお尻の方が好きだ!
その綺麗な桃尻は凄く好きだ!それにフォーリアさんは凄く綺麗で俺の理想にそっくりだし┅
『まぁまぁ┅そんなにですか?ウフフ♪なんだかとても新鮮ですねぇ、こうもはっきりと告白されると┅では異世界転生は認めて貰えますね?』
仕方ないでしょ?俺には選択権なんて無いようだし、例えアンタのミスでも俺はこんな火の玉なんだし?
それに異世界転生ならもう一度生きられるって事でしょ?
散々アニメとかで異世界転生とか異世界転移とかの物語は見てるからなぁ┅
『そうです!それです!剣と魔法の世界ですよ!魔物もいます!貴方の世界では毛耳少女とか尖り耳のエルフとか好きですよねぇ?』
確かに!でも俺はどちらかと言えばドアーフ爺さんが好きなんだがねぇ、少女とかはまぁ歳が歳だけに流石にスキとは┅ロリコンじゃ無いぞ!フン!
『ウフフ♪そうなんですねぇ、じゃあ概ね異世界行きは同意を得られたと!それで何かお望みは有りませんか?』
望みは┅まぁお任せしますよ、辺なチートとか有っても面倒くさいし、フォーリアさんの出来る範囲で適当にね?だけどやっぱり初めは人とかいない所がいいかな、いきなり異世界の町とか無理!それに能力とかもある程度はないと駄目でしょ?
お試し期間でそこん所宜しく!
『はぁ~欲の無い人ね┅普通はチート能力を寄越せってギャァギャァ文句垂れるんだけど┅まぁ良いわ、貴方に合った能力を見繕ってあげますね、じゃあ最後に!貴方が望む新しい人生はなぁに?』
俺の新しい人生┅それはのんびりと穏やかな生活と俺が楽しく生きる事┅かな?
『ウフフ♪そうなんですねぇ、面白い人ねぇ┅ホント欲の無い、貴方なら勇者とか英雄とか選べたのに┅でもそんな貴方がスキかな┅ウフフ♪』
まぁ確かにアニメとかじゃそんな事が多かったかな、俺はくたびれたおっさんって言うかジジイだし、今更辺な欲を描いても録な事は無いだろうしなぁ、でもフォーリアさんと出会えてその素晴らしい姿を見られたのは幸せかな、裸同然だし┅
やっぱスキだなぁ、そのお尻は最高だぜ!そしてその顔も大好きで性格は知らんけど┅嫌いじゃ無い
じゃあさっさとお願いします!
『ハイ!私のジョウは私の世界へと転生しま~す!あっと!向こうでは教会へ行ってね、そこで会えるからね!忘れないでよ!』
フワリと抱き付かれ柔らかい唇が俺の火の玉へと付けられた┅キスなのか?
しかし仄かに甘い香りがして火の玉から手を伸ばし豊かな胸と大好きな桃尻を揉んだら意識が失くなってしまった!う~ん不覚!あの感触を!
そうして無事に転生を果たしたのか?
わからん!┅┅┅┅
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