第15話 アンスリウム

 3、4年前の母の日に娘からもらったアンスリウムの鉢が今日も細々と葉を伸ばして我家のリビングに鎮座しています。小さいです。長い間咲いていた花も切り終え、その後、咲かないまま3年ほどになります。

 乾燥したら根から出るほどお水を上げる。くらいの浅い知識の中で育ててきましたが、いっこうに花は咲かない。

 この春、鉢を大きめのものに変えて本腰入れてお手入れしようと思ったけれどその程度、その後ようやく『どうしたら花がさくの』と思ったのがここ2、3日。で調べてみました。重い腰を上げたのが3,4年経ってからって、よく枯れないで待っててくれたな〜と呆れてしまうところですよね。

 アンスリウムの自生地を想像してみると、周囲の環境はジャングルの中。熱帯植物として高温で湿った木漏れ日の中で生きている。しかも本来は木に着生して育つ植物と聞いて、以外で驚きです。空気中や木にしがみつくための気根というものがあるそうです。我が家の鉢には見られない。そこまで育ってないんですね。

 この植物に一番合っている環境ってなんだろうとおぼろげに探り始めたのがついここ半年なので、全然追いついてない。

 直射日光が強いと葉が焼けやすい。日陰で生きている花だけど日光は大切。株元に日光が差し込むことが大切。明るい場所で育てるのが大切。と知らないことばかり…

 水やりは熱帯が基本なので空中に十分な水分が必要。なので地面は乾いたらたくさんお水を上げるという基本管理の上、葉水、葉から水が滴るほどたくさんの水分を霧吹きなどで欠かさずあげることが大切らしいです。

 直射日光は避けたいけど日光不足も駄目。簡単に言えば日の当たる窓辺で十分な水分の中で育てる。のが良いそうです。

 もちろん肥料も必要なので丁度いい肥料を探してこようと思います。花を咲かせるなんてかなり遠い話みたいです。せっかくもらった記念の花なので出来れば咲かせたい。そんな気持ちを持ちながら気長にお世話したいと思います。

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