第11話 バネッサ

 初夏、白い花も盛りを過ぎてあちこちにブルーの花が咲き始めました。その中でひときわ美しい色をしたバーベナバネッサ。説明書を読むと4月から10月まで咲くと書かれています。赤とピンクとローズ色の多色咲き。花によって色の出方が違ってこれは咲きながら色を変えていくのでしょうか?魅惑的な花です。

 宿根のバーベナテネラとは違ってこの花は季節咲きで終わってしまうのかな。背が低いので今を盛りと元気に周りを覆うグランドカバーのアイビーにかき消されるかとちょっと心配。このところ伸び放題のアイビーの強いこと。その植生も勉強して少し調整が必要なのかなと思っています。その中でひっそりと顔をのぞかせて目に留まる色で主張して…という感じです。

 宿根バーベナのレースのような紫が好きでその昔、区画いっぱい咲かせたことがあります。毎年咲く宿根の花は約束された安定の咲き方で、季節を巡って芽吹き出すとホッとする夢のようなお花です。それと比較するとやがて消えてしまう…考えると寂しいけれど、それもこの美しき花の宿命なのかな。きっと種を残して消えていくんでしょうね。今のところ健気に咲いています。

 このシリーズを書き始めて花の名前は人の名前に使われているものが多いなあと思っています。人が先か花が先かわからないけれど…

 日本の花も数えきれないほどの名前があって、人の名前になっているものもありますね。古風なものなら菊とか百合とかすみれとか、葵、そのものズバリ花なんて名前もありますね。私は子供に花の名前をつけようと考えても見なかったけれど思いはいろいろ尋ねてみたいですね。どうしてそういう名前をつけたんですかって… 

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