第9話 六日目
さて、今日も今日とてスライム狩りに励むとしますかね。
佐藤はいつも通りに自宅から出た。
ん?あれは、随分とデッカい鼠だな。
佐藤の目に映るのは体高1m程の大きさの鼠であった。
そんな大きさの鼠が道路を我が物顔で歩いていたのだ。
新しい魔物の出現か。
どの程度の強さなのか試してみるか。
まずはいつも通りに素手での攻撃っと。
佐藤は徐に走り出す。
その速さは常人の速さを超えている。
これは種族レベルと職業レベルを上げた恩恵である。
そしてまたを開き拳が届く態勢へと移行するとパンチを繰り出した。
ドンっと音が鳴り響き鼠の魔物は倒された。
どうやらまだ物理攻撃だけで強うしそうだな。
う~ん、今のところ魔法を使う機会が殆ど無い。
下級格闘家にでもなった方が良かったのかなあ?
でも、魔術はロマンでもあるし、悩ましいところだ。
ま、取り敢えず、問題なく対処出来ることが分ったから良しとしておこう。
因みにだが、佐藤は難の躊躇いもなく動物型の魔物を倒している訳だが、これにもステータスが関係している。
そのステータスは精神力。
このステータスによって精神力が強化された佐藤は、動物を殺すという忌避感に対して対応出来ていたのだった。
そして、何時通りに洞窟の出現した公園へと向かう佐藤。
その道すがら、いつも通りにスライムを倒しながら、新しく出現した大型の鼠も倒していく。
そして、公園へと辿り着くとそこは中々な光景となっていた。
これは、結構マズイ状況かもな。
スライムと鼠がひっきりなしに出てきている。
ドンドンと倒していかないと、本当に地上は魔物だらけになってしまいそうだ。
とはいえだ、私の出来る事には限度がある。
出来るだけ倒すだけだ。
そして、経験値を稼ぎ強くなる事。
今回新しく魔物が増えたことによって今後も魔物の種類が増える可能性が出てきた。
それまでに出来るだけ強くなっておきたいところだ。
その後ひっきりなしに出てくるスライムと鼠を殴り殺していく佐藤。
スライムは粘性の水溜まりになるだけなのだが、鼠の死体がうずたかく積まれていく光景は最早圧巻の一言であった。
寧ろ佐藤にとっては鼠の死体を邪魔にならない様に公園の端に投げ捨てるのが億劫になる程であった。
そして夕方、いつも通り暗くなる前に自宅へと戻る佐藤、自宅へと戻るなりいつも通りにステータスを確認する。
今回はというか、今回からになるか。
スライムと鼠の魔物…ラットを大量に倒せていたため、かなりの経験値を佐藤は稼ぐことに成功していた。
そして、取得していたレベルポイントを割り振った。
レベル 22
現在経験値 必要経験値
経験値 11,891 16,720
装備 ジャージ上下
物防 2 耐久 2
靴
物防 1 耐久 2
装備合計値
体力 19
筋力 19
知力 24
魔力 20
精神力 20
信仰 18
現在値 最大値
HP 38 38
SP 38 38
MP 44 44
物攻 14
物防 15 18
魔攻 22
魔防 23
器用 23
俊敏 21
抵抗 22
種族レベル
人類 2
職業レベル
下級魔術士 1
下級斥候 1
スキルレベル
マジックアロー 1
レベル×1の無属性の魔攻の矢を射出する。
消費魔力射出する矢の数×1MP
下級魔術 1
魔攻依存のスキル使用時にレベル×魔力の補正が掛る。
マッピング 8
一度でも訪れたことのある場所の地図をレベル×一㎥のマップを脳内に表示することが可能。
気配探知 8
レベル×一㎥の範囲の気配を察知することが可能。マッピングで表示されるマップに同期可能。
レベルポイント
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