第6話 二日目
世界の法則が変って二日目の朝。
今日も朝の光によって目が覚めた佐藤は、昨日見つけた公園にある洞窟へと足をむけ、レベルアップをするために向かった。
スライムがチラホラと道路を移動しているな。
相当量のスライムが溢れ出していると言うことだろう。
これは経験値稼ぎのチャンスだな。
目的地の公園に到着するまでの間も経験値が手に入る。
佐藤は道路を進んでいくが人の姿は全くと言って良い程になかった。
やはり未だにこの異常事態に適応出来ずに家に籠もっている人が大半なのだろう。
さて、まずはスライムの強さの調査からだ。
日にちが経ったことによって強くなっていないか確認のためにまずはパンチで攻撃だ。
これで倒せる様なら、このまま問題なく経験値を稼いでいこう。
結果から言えば、スライムの強さは昨日と変わりなかった。
その為、佐藤は魔法は試し打ちをする程度に止め、その拳でスライムを倒していくのだった。
そして、次々と生み出されるスライムの残骸である粘性のある水溜まり。
いずれは地面に吸われてしまうのだろうが、佐藤が次々にスライムを倒して行ってしまうので、周囲は水浸しになってしまっていた。
佐藤は足場が悪くなる旅に立ち位置を変えてスライムを倒していく。
幸いにして、洞窟から出現するスライムは枯渇する様子を見せず次々と姿を現していっていた。
そして時間が経過し夕方。
佐藤はそろそろスライムを倒すことを切り上げようとしていた。
ふ~、今日も大分スライムを倒したな。
レベルポイントの振り分けは家に帰ってからにするか。
こうして佐藤の二日目のレベルアップは幕を閉じた。
そして、家に帰る間にもスライムを適当に倒しながら戻り、家に辿り着く佐藤であった。
さて、まずは今日の成果の確認からだな。
レベル 11
現在経験値 必要経験値
経験値 2,659 6,270
装備 ジャージ上下
物防 2 耐久 2
靴
物防 1 耐久 2
装備合計値
体力 12
筋力 12
知力 17
魔力 17
精神力 17
信仰 15
現在値 最大値
HP 25 25
SP 25 25
MP 40 40
物攻 11
物防 11 14
魔攻 19
魔防 19
器用 16
俊敏 13
抵抗 16
種族レベル
人類 2
職業レベル
下級魔術士 1
スキルレベル
マジックアロー 1
レベル×1の無属性の魔攻の矢を射出する。
消費魔力射出する矢の数×1MP
下級魔術 1
魔攻依存のスキル使用時にレベル×魔力の補正が掛る。
レベルポイント 6
今日何時間か解らないが日が昇って起きてから、直ぐに公園に向かったから結構な経験値が稼げたな。
では、前日の予定通り斥候の職業レベルを上げるとしますか。
レベル 11
現在経験値 必要経験値
経験値 2,659 8,360
装備 ジャージ上下
物防 2 耐久 2
靴
物防 1 耐久 2
装備合計値
体力 19
筋力 19
知力 24
魔力 20
精神力 20
信仰 18
現在値 最大値
HP 25 38
SP 25 38
MP 40 44
物攻 14
物防 15 18
魔攻 22
魔防 23
器用 23
俊敏 21
抵抗 22
種族レベル
人類 2
職業レベル
下級魔術士 1
下級斥候 1
スキルレベル
マジックアロー 1
レベル×1の無属性の魔攻の矢を射出する。
消費魔力射出する矢の数×1MP
下級魔術 1
魔攻依存のスキル使用時にレベル×魔力の補正が掛る。
マッピング 2
一度でも訪れたことのある場所の地図をレベル×一㎥のマップを脳内に表示することが可能。
気配探知 2
レベル×一㎥の範囲の気配を察知することが可能。マッピングで表示されるマップに同期可能。
レベルポイント 1
ふむ、取り敢えずこんなものか。
下級斥候を開放することで獲得したスキル二つは、今の段階ではあまり役に立たないだろうけど、レベルを上げていけばかなり有用なスキルに育つはずだ。
ただし、それ相応のレベルポイントを投入しなければいけないのが難ではあるが。
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