第5話 メッセージ
電話が終わったその日の朝、
私は彼に「おはよう」とスタンプを送った
トーク画面には通話履歴の間に「おやすみなさい」の文字
トーク画面を見返しながら猫たちの朝食に準備をしていると
彼から「おはよう」と返事が来た
猫たちのお世話、仕事の準備をしながら
彼とのトークを楽しんでいた
年下らしいストレートな言葉に慣れないむず痒さを感じつつも
素のままで返信をする
この時私は、まだやり取りを始めてすぐだったこともあり
正直本気にしていなかった
私は20代も半ばに差し掛かる年齢、
彼は高校を卒業したばかりの10代。
彼のこれからの経験の1つにすぎないだろう
としか思っていなかった
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