第4話 寝落ち通話

連絡先を交換した後、

「歯磨きだけしてくる!」とメッセージを送り

5分ほど経って通話を始めた


たわいもない話すぎて正直殆ど覚えてない


それでも”寝たくないな” ”終わりたくないな”と思ったのは鮮明に覚えている


通信状況が悪く何度かマイクの不調で掛け直したものの

恐らくトータル6時間以上電話をしていた


好きなものや苦手なもの、学生時代の経験談など

話は尽きなかった


時々無言になる時間があったが、

変に気まずい雰囲気になることもなく

どちらからともなく話したいことを話していた


そして、いつの間にか私は彼の声を聞きながら眠ってしまっていた

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