第2話 邪馬台国に想いを馳せる

 日本で最初の一大勢力である邪馬台国。そして、女王卑弥呼。


 ロマンですねぇ〜!


 この邪馬台国から始まったとされる日本神話。どれも魅力的な話ばかりで、歴史に想いを馳せてしまいます。

 しかし、矛盾している所が多く、例えば卑弥呼の弟がスサノオだったり、スサノオの子がオオクニヌシだったり、オオクニヌシの子がアマテラスだったり、アマテラスが卑弥呼だったりと、訳が分からなくなってきます。


 誰かぁ、統一してくれよぉ〜!


 神の家系図もそうですが、邪馬台国が何処にあったのかという話になると、更に混乱を極めます。

 それなら、私がまとめてやろうと小説の中で勝手に歴史を作っちゃいました。


 私が神だぁ〜! なんちゃって。(笑)


 コホン! 話を戻します。


 まず、邪馬台国は何処にあったのかについて、九州説、出雲説、近畿説があり、それぞれ尤もらしい理由はありますが、どれも決め手に欠けています。

 そこで私は考えました。 


「それなら、全部正解にすりゃあいいじゃないか〜!」と……。


 しかし、全部正解にする為には、拠点を移動せざるをえない状況が必要です。


 まずは、九州から出雲へ移動した理由です。何らかの脅威が南で発生し、北へ逃げざるおえない状況を考えました。

 九州の南といえば鹿児島であり、鹿児島の象徴といえば桜島です。だから、最初に桜島で異変を起こしました。


 ゴブリン登場です。しかも強いヤツ!


 更に、ゴブリンの数が膨れ上がり、やがてスタンピードが起こります。

 霧島防衛線は、ゴブリンの圧倒的戦力差によって打ち破られ、戦いに敗れた邪馬台国は徐々に北へと追いやられていきます。

 遂には九州を追われ、行き着いた先は出雲の地。


 邪馬台国は出雲に拠点を作り再起を図りますが、そこに押し寄せる魔王軍。

 しかし、司令官の卑弥呼は出雲の城で守りを固め、魔王軍の攻撃を次々と撃退します。


 業を煮やした魔王軍は、最終兵器ヤマタノオロチを投入。あっという間に崩壊する卑弥呼軍。もうダメだと思った時、異世界から帰還した勇者タケじいと大賢者ツクヨミが参戦。


 激しい戦いの末、見事にヤマタノオロチを倒し草薙の剣を手に入れたタケじい達は反撃を開始します。


 再び九州に上陸し、魔物を蹴散らしながら南下。最後に魔物の巣窟となりダンジョン化した桜島を攻略し、魔王軍を日本から撤退させ、めでたし、めでたし……となる訳ですが、まだ近畿が出てこないじゃないかとツッコミが入るのは目に見えているので、その後の話を考える事にしました。


 ここで登場するのが、日本神話の「神武の東征」です。


 桜島で色々やり終えたタケじいは、魔物の進撃でボロボロになった九州と出雲を捨て、新たな土地を探し求めて大和の地(今の奈良県)に辿り着きます。

 この頃、タケじいは日本を救った英雄「日本武尊」と呼ばれる様になります。


 大和の地で新たな拠点を築いたタケじいは、息子を初代大和朝廷(神武天皇)に任じて自分は隠居します。

 なぜなら、妻の卑弥呼がいる出雲へ戻りたかったから。そして、妻と孫の大国主命と一緒に出雲の国の復興に尽力しましたとさ、めでたしめでたし……とまあ、私が勝手に考えた邪馬台国から大和朝廷に移り変わるストーリーです。


 そして、1800年の時を経た今、子孫の創真が同じ危機に直面している所に、古代の英雄タケじいが現れ、『武器商人は忙しい』の物語が始まる訳でございます。

……詳しい話は、第2章の出雲編にて……


 さて、次回は魔法について、私が量子論で科学的に解釈した魔法理論を語りましょう!



追記、

 真面目な話、南九州に現れた脅威とは、三国志に出てくる南蛮民族(孟獲の仲間)が台湾、尖閣を渡って、熊本に上陸したのではないかと考えています。(TSMCの様に)

 時は三国時代、魏呉蜀の英雄達が中華を闊歩する時代。周辺国は中華を恐れ、新たな土地を求めて日本に辿り着いたのではないかと考えます。


 


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