ほしのいのち

小野進

第0章

『星戒書』より


一、 ひとは、星と共に生き、その運命を共にしなければならない。


一、 ひとは、星のもとに平等であって、何人も不当な侵害を受けてはならない。


一、 ひとは、星やその属する宇宙に対し、みだりに干渉してはならない。


一、 ひとは、星を神秘として、その様相を匿してはならない。


一、 ひとは、共に生きる星に対して、いかなる時もその動向に意を注ぎ、絶えず見守らなければならない。


——いつの日か訪れる、導きの刻のために。

            (古地球語原文)

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