【裏カジノ】 家族会議

智呂→智

葉→葉

九瓏→九

ディーラー→デ

ゴースト→ゴ

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裏カジノ

それは本島に隠されている犯罪者を癒す場所

ありとあらゆる闇の金が集う場所

そんな中カジノに作られたバーの前で呑気にトランプ遊びをしているのが裏カジノ初期メンバーの5人である



━━━━━裏カジノ集合所━━━━━

〜ブラックジャック中〜


客が来ない暇な時間に、九瓏と葉がブラックジャックを行っていた

観客として智呂とゴーストもいるようだ


九「うわぁぁ!!飛んだぁぁぁ!!」

葉「まあさすがに20回もやってたら飛ぶだろ」

九「くっそー!あと1回勝てば新記録だったのに!」


珍しく来客がないためか、既に20回も行われているブラックジャックでは、全勝だった九瓏がとうとうバーストしてしまった


智「でも葉兄全ゲーム飛んでたじゃん」

葉「俺に賭け事は向いてねぇわやっぱ」


葉はブラックジャックでは異様なほどバーストするためもうそういうギャグだと認識されている


ゴ「でもヨットだけは得意なんだよねー?」

葉「ずっとやってたからな」

智「ところで」


智が問いかけようとした時、ディーラーから「集合!」と招集をかけられた


「「「はい!」」」「はーい!」


━━━━━会議室━━━━━


ゴ「パパー?どうしたの?」


いつもより真面目な顔で待っているディーラーにゴーストは質問する


デ「みんな集まったみたいだね

それじゃあ今から家族会議を始めよう」


家族会議というのは、裏カジノのメンバーに危害が加わるような出来事があった時のための緊急会議のようなものである


デ「最近どうにも犯罪者組織が増えてきているんだ

我々が欲望のはけ口としてカジノをやっているが、それでも不満は消しきれないらしい

裏カジノ内で暴れる者が増えてきている」

葉「ま、政府があんなんじゃどうしようもないわな」

デ「そこで我々の方針を決めようと思うんだ」

九「方針?どういう?」

デ「暴れた者をどう扱うかだ

提案としては3つほど考えている」


ディーラーは指を三本立てながら、ゆっくりと提案を話す


1.今まで通り、暴れた者の組織の頭にケジメを取らせる

2.暴れた者の組織との関係値を考え、常連の場合は暴れた者のみを出禁に、それ以外の場合はその組織に対し出禁とする

3.暴れた者の組織と全面的に敵対する


デ「この3つだ。どれがいい?」


ゴ「3がいい!いっぱいあそべる!」

智「1かな?今まで通りでいいと思っちゃう」

葉「2だな。常連ならその後の対応も期待できるし、それ以外は基本新興だ。」

九「俺は3だ!あいつら時々カジノ荒らしに来るから嫌いなんだよーぶっ壊してやりてぇ!」


それぞれの意見を頷きながら聞き、ディーラーも自分の意見を語る


デ「私個人としては3にしようと考えている

よく荒らしている新興組織は荒らしが多い・金を使っていかない・盗みも働き出したやつもいる

根元から潰すと宣言する方が影響力が高いだろう

そもそも私達を荒そうとする常連なんていないから基本新興しか敵対しないということだ」


その考えに智呂は笑顔になって賛成する


智「確かに3もいいねー!私も盗もうとしたやつ見たけど手癖悪すぎて笑っちゃったし!」


それに続くように、ほかの3人も賛同する


葉「俺はあんたに任せるよ」

ゴ「ぱぱのいうとーりに!」

九「そんじゃ、ブラックリスト作っとく!」

デ「では暴れた者の組織と抗争という事で決定でいいかな」

デ「解散!」

「「「お疲れ様でした!」」」「でしたー!」


各々ギャンブルに戻ったり、来客に備えたりしながら荒らされた時にどう終わらせようかを考えていた



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これにより、今まで裏カジノを荒らしていた新興犯罪者集団は裏カジノメンバーにより壊滅させられ、お亡くなりになりましたとさ

めでたしめでたし



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