変態達の手記③ナスビン祭りは今日も満員御礼&ナスビンの強さとは?

 ナスビンは片足ブリッジをしながら腰をヘコらせる。

 ナスビン祭りは何故皆(変態)を喜ばせるのか?

 それは舌を突き出して白目を向きながらよく喋るのだ。心の叫びを。物語を。恥ずかしげも無く!(まぁ見られてるとは思ってないが)


 その祭りを見て我慢できない奴がいた。


『エイ♥』ペシッ


「アガァヒィッ!?♥ウアアアア!?♥にゃんでえいい♥タインんッ♥タハッ♥イイインッ!♥サアア♥頭が!♥おかしくッ!♥♥」


 ゴロゴロ、バタンバタンッ!


 カイゼルヒゲ外道がハンドソードの鞘で25センチ砲を叩いた。

 室内をもんどりうつようにゴロゴロ転がりながら股間の打たれた部分を抑えながら喘ぐ。

 

「ボォッ!♥アツイヨホッ♥ハレツぅ!♥タインさ!♥タスケレェッ♥」


 完全に正気を失ったナスビンはベッドの下に頭を突っ込み足ピンしながら腰を床に…今の鞘で受けた衝撃を、もっともっと欲しいとアレを床に打ち付けている。


『魅せてもらおうかのぅ…♥』


【無音】対象『ナスビン』の発生させる音を消す

【魔術・沈黙空間サイレンスルーム】空間の現象を漏らさず内部に反射させる


 俺はスキル、ババアは魔法を発動させた。

 何故ならナスビン祭りは佳境に入るとナスビン大暴れ&ナスビン大絶叫する為に近隣にバレるからだ。


「さぁ愛の戦士ヘンタイ、やってやれ♥魅せてくれ、私にナス♥タイのカプを♥」


 相変わらず何を言っているのか、俺の名はヘン・タイン、ナスビンもタインと呼んでいる。

 ナスビンは俺に多少好意を持っているようだが、俺は前世から今まで恋愛はおろか、そういう事をした事が無い。

 だからこの2人に相談しているが、何か違う気がする。

 しかしニセイキは確かに呪い…精力が蓄積される。

 だから今はコレで…楽にさせてやりたい。


【高速行動】速度プラス6


【自動スキル・先の先】

相手行動の前に2回行動


【自動スキル・後の先】

相手行動の後に3回行動


【無明三段】3回攻撃


 スキルの重ねがけによるナスビンが腰を振る度に合わせて延々とカウンターを取れる状態にした。

 

 ナスビンを立ちバック状態にして俺は覆いかぶさる様にしてナスビンの股間を掴んだ。

 熱を帯びたスライムの死体を布に付着させたもので、ナスビンの股間を無限コンボする。


 その前に…耳元で…


「ナスビン、好きだ」


「タインさ!?♥【スキル発動】んぁっ!?♥」


スコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコ


「ん゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!♥♥♥♥ア゙ッ!♥」


 グシャッ…



 最後にナスビンは凄まじい舌を突き出して涙と鼻水と涎を垂らし、シーツを力強く握り足はピーンと張り詰めたまま泡を吹いて布団に倒れ込んだ。 

 ナスビンの足の付根まであるスイムスーツの様な装備が胸側には白い白濁液が、下の女の子部分からは漏らした様に、まるでプールから上がった様な濡れ方で異様に生臭い匂いがする。




 今更ながら…ナスビンの名誉の為に言っておくと、ナスビンの職業、そしてスキルは正直超希少だ。


それは【制限リミッター解除】と【効果100%】と【拡張収納】…

 

 例えば装着済みの呪いの装備【ニセイキ】だが、本来は付けただけでは呪いで何も効果をなさない。

 更に呪い解除条件が複雑過ぎて本来は呪い解除→破壊して取る、だけになる…が、ナスビンはその【道具士】の職業スキルで本来のニセイキの能力を呪われながら発動。


【精力増大】【感度倍加】【精力変換】【脳破壊】のスキル付与が付くが…これは本来、男が付けて快楽のあまり脳が破壊される装備だ。

 この疑似チ◯コは本来チ◯コを包みこんで効果を発揮する。

 ところが女でこんな物を付ける奴は居ないようで、スキルのせいで無理矢理突起部分を肥大化させて男性期に見立てているようだ。


 しかし何だろう?

 圧倒的に快楽耐性…所謂精神力が強く、淫乱ババアですら『同じ事したら半分以下の時間で気が狂うわい』と言っていた…つまりナスビンは、髪が跳ねたショートカットの似合うボーイッシュなツルペタ女の子でありながら100年以上男を食い漁った魔女より凄い精力、もとい性欲らしい…

 よって存分にニセイキの効果を発揮する…性の知識無いのに…


 これだけだと馬鹿みたいだが、極端に言えば呪われた最強の剣でも防具でも、伝説の選ばれし勇者しか使えない武器だろうが、誰も扱えないようなアーティファクトでも使う事が可能という事だ。

 更に極端に言えば戦い方と道具があれば虹の騎士団(笑)なんて簡単に皆殺しに出来るという事だ。


 まぁそのあたりはまた、今度。

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