バトル&アドベンチャーズ!
ゆにくろえ
第1話 神様転生
「おぬしは死んだのじゃ!」
仕事の疲れやストレスで倒れたのかゲームのやりすぎで倒れたのか覚えてないが、俺は倒れて死んでしまったようだ。
「ここは何処だ?」
真っ白い空間、何もない無のような空間に俺がぽつんと立っていた。
そして、白い長いひげを生やしたハゲ頭のおじいさんが目の前にいた。
「ふぉふぉふぉ、ここはわしが作った精神世界じゃ!」
おじいさんが作った精神世界?このお爺さん何者!?異世界転生をしてくれる神様とかなのか!?
「おじいさんは何者なんだ?もしかして神様ですか?」
「いかにも、わしが神様じゃ。お前はロングヘアー好きのゲーオタじゃったな!」
そうだ。俺はロングヘアーをこよなく愛するゲーム好きなゲームオタクだ。
ヒロインは必ずロングの子を選ぶ、ゲームのキャラも基本的にロングのキャラをメインで使う。
職場や高校生活などはロングの同級生や同僚がほとんどおらず、貴重なロングの同僚が出来ても数日でショートになりやがったがな!ロングになるのを期待したらベリーショートになるしどうなってやがるんだ。ロングがいいのにって思ってたぐらいだ。
「俺を生き返らせてくれるとかですか?」
「うむ、元居た日本に戻るのは不可能じゃ。一度魂が離れてしまったのを戻すのは難しい。突然生き返ったとかそういうのは少し混乱を招きやすいのじゃ。そこでだ。おぬしには異世界転生をしてもらおうと思う」
ふむふむ、俺はゲームオタクだ。異世界転生にも憧れる。神様の異世界転生と言えば、俺TEEEEEEEEが出来るらしいし、魅力的だ。転生特典を選ぶという流れだな。
「転生特典を選ぶ流れですね。無数の剣を呼び出す召喚能力と最強の魔力をください!」
魔法使いの最強の魔力(S級魔力)と無数の剣を呼び出す能力。それは転生特典でみんなが選びたがるものナンバーワンとナンバーツーだ。
誰もが憧れる転生特典だと思う。
「あいにく、わしは転生特典を選ばせる事をしたくない神様なのじゃ。転生特典はわしが選ぶ事にしておる」
なんだって、最強の転生能力で俺TEEEEEEをさせてくれないのか?
異世界転生と言えば俺TEEEEEだろうが・・・・
「好きな異性との縁などの縁が手に入る幸運、異世界語基本読み書き習得をまずおぬしにやろう」
好きな異性の縁。それは、自分が好きな異性との縁ができやすいらしい。運がよくなる効果もあって、素晴らしい。金髪ロングのお姫様とか貴族とかが仲間になるといいなと思うぜ!
異世界語読み書きは読みも書きもわかる。基本標準語だけっぽいから、エルフ語とか魔族語とかはわからなそうだが、問題ない。言葉が通じないトラブルにならずに済むと言ったものは凄くでかいと思う。
「お主は悪い人間にも見えないし、転生特典少し奮発してやろうと思う。『ほんの少しの勇気』と『成長速度上昇・中』と『パーティーメンバー成長速度上昇・微』もやろう・・・」
ほんの少しの勇気は神様曰く最も重要かもしれない技能らしい。
行くときは大丈夫、異世界で普通にやっていけるだろうと思いながらも異世界に行っても、イキり勇者とかみたいに勇気がない場合、怖くて魔物と戦えないで終わったりする転生者も普通に多いらしい。
このほんの少しの勇気があれば、戦ったりとか出来る、ある意味最重要な能力だったりするらしい。
成長速度上昇は、才能が乏しかったりしても、ステータス上昇やレベルアップに必要な熟練度などが増えやすくなるらしい。また、自分オリジナルの魔法や剣技などを考えて習得する能力などもあるらしい。
神様の転生特典での中がどれぐらいの効果の凄さなのかはわからない。強力でもそうじゃなくても、ないよりはだいぶいいだろう。
パーティーメンバー成長上昇・微はきっと、俺とPT組んだ仲間全員が成長速度上昇効果つくのだろう。小じゃなくて微だから、きっと、無いよりマシなのだろう。
「それでは、異世界にレッツゴー!」
「うわぁ、光が!!!!」
俺は、突然の光に包まれて目の前が真っ白になった・・・・
バトル&アドベンチャーズ! ゆにくろえ @sdfc
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