第9話 姉がCさんを頼る。私も行ってみる。
Cさんも祖母が家を悪くしている元凶と言います。
あと土地と家が悪い、というのも。ちなみに家が霊道になっていてそれを塞ぐこともできるようです。本当か否か、私にもわかりません。
姉は今度はCさんにセッションを頼むようになりました。
目が覚めたんじゃなかったの……?
Cさんは通常の臨床心理士の資格も持っているのですが、なぜか医師の如く体に足りない栄養素や、女性に必要なフェリチンを増やすよう言います。とにかくフェリチンにこだわるかたでした。
フェリチンは鉄の貯蔵庫のような役割を果たします。
この、フェリチンの数値が高いほど、元気になるというのです。うつも治ると言います。(のちに間違いだということがわかりますが、Cさんは多分今も知りません)。
姉がCさんのセッションを受けたので、お前も行ってみたら? と言われ、どんなものかなぁ、うつよくなるかなぁ、と思い行くことに。
Cさんのやり方は、チャートに従いペンデュラムをぶんぶん回していくものでした。
アメリカの牧師がチャネリングでダウンロードし作ったいくつものチャートを参考に、ペンデュラムを振っていきます。
つまりアメリカにCさんのおこなっているスピリチュアルの本部、団体があるということです。
日本でその独自のスピリチュアルを教えられる資格を持つのはCさんだけでした。
この話、Eさんまで出てきます。
ペンデュラムをぶんぶん回して過去世や現世に起こる因縁をあっという間に断ち切っていくのですが、やっていることがよくわからない。
ただ椅子に座って目の前の分厚いチャートにペンデュラムを振っていくのです。
それだけでもう、体の悪い部分やら過去世やら、土地の悪いものやら、私に憑いている霊やら、全部クリアできるのだとか。
私は胸痛にも悩まされていたのですが、「過去世でパウロという名の子供で、イエスが死んだのを見て胸に穴をあけて自殺した」と言いました。
「子供の力で胸に穴開けられますか」と訊ねてみると、
「岩に生えていた木の枝に突っ込んだ」というのですが……。
子供の力でそれもできるかなぁ、と疑問に思っています。
見てもらうのは三人目ですがうつは一向に良くなりません。
そしてこのスピリチュアルは、過去世をクリア(+諸々)すれば、車椅子の人が杖一本程度で歩けるようになると言っています。
父は50代の時に倒れて希病にかかり、車椅子生活ですが、無理ですよね……。
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