第1話《探偵達の集合場所》

「そろそろ来るかな⋯?仲間達あいつらは。」

目を閉じながらそう呟く彼女の名前は瑠羅 琴乃るらことのある男から宗教の調査依頼を貰っており、さすがに独りで宗教というのは怖い。そう思ったのか、仲間を募集していたとこである。今日は集まる当日なのだが…それぞれが別の場所にいるか分からないが、集合時間からだいぶ時間が経っている。


バーン!という激しくドアを開ける音と共に仲間たちがやってきた。

琴乃「ちょっと!?その開け方だとドアがぶっ壊れるからやめて欲しいんだけど!?」

そう焦りながら琴乃が言うと、

仲間達「「ごめんなさい〜…。」」

と、申し訳なさそうに仲間たちは言う。

「まぁ⋯壊れてないならいいんだけどさぁ⋯。」

呆れながら言う琴乃。

「さて、今回調査するものは宗教‪。なにか起こるかわからないから気をつけてね。」

そう琴乃が言うと仲間のうちの1人の夢猫がこう言った。

「えっ⋯宗教…も、もしかして⋯あの白虎野びゃっこや⋯ですか!?」

琴乃「まぁ⋯そうだね。」

琴乃「なにか白虎野に未練がある感じ…かな?」

首を傾げながら聞くと、夢猫は俯いてしまう。

「…(心)あまり深堀するのは良くないか…。」

「ねぇねぇ!その宗教って大丈夫なやつなの?」

と結衣が聞くと、困惑したような表情をしながら琴乃が言う。

「ん〜…まぁ…危険という事だけ伝えておく。」

そう伝えると、結衣はびっくりしたような顔をしながら、

「大変じゃん!」

と言う。

「まぁ調査というものは大変だからね…ほんとめんどくさいよ…。」

そうこうしているうちに、時計の鐘が鳴る。


時間だ─。

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