〜甘々の恋が訪れる〜〜君に出会えて良かった〜

夢幻

第1話 告白の結果

雲がもふもふと愉快に流れる中。瑞希は真っ暗なドン底に落とされた気分だった。瑞希は、3年ほど片思いだった結城先輩に今日告白して、早速フラれた。瑞希はこれからどうしようか、結城先輩にどう会えばいいのかものすごく悩んでいた。瑞希は、結城先輩にフラれた後、家に帰ってきた。そして、カバンをベッドに放り投げて、その上を避けるようにして横になった。瑞希は悲しくて泣いてしまった。でも、それでも結城先輩に会いたかったから、次の日も学校に行った。

「あっ…、お、おはよう」

声をかけてくれたのは、結城先輩だった。結城先輩もあの告白が頭から離れられなかったらしい。おずおずと挨拶してきた。瑞希も一応、

「あ、おはようございます」

と、顔を真っ赤にしてうつむきながら答えたのだった。それから、瑞希たちは少しずつ話すようになった。でも、お互い告白のことを気にしてなかなか晴れた気持ちにならなかった。ある日、瑞希が友達に恋愛相談をしていたら、いきなり結城先輩が現れて、こう言った。

「告白の件、ごめん。あのときは僕に彼女がいたんだ。でも、二股するわけにはいかない。もう彼女にフラれたから、付き合おう。」

瑞希はびっくりして固まってしまった。すると、結城先輩は笑顔で手を差し出してきた。瑞希も思わず笑顔になった。そして瑞希は、

「私も、結城先輩のことが好きです。」

こうして2人は色々なところに出かけた。楽しい思い出もいっぱいできた。でも…、結城先輩を狙っていた、美人でお金持ちという噂の子が瑞希に話しかけた。

「結城先輩って、彼女いるんですかね?いなかったら告白しちゃおーっと!」

「結城先輩の彼女、ですか?結城先輩とは私がお付き合いをさせていただいております。」

「はぁ?!」

すると、その美人な子は怒って去っていった。瑞希は全然辛くなかった。だって、だって、瑞希はもう結城先輩と付き合っていたから。お互い愛していたから。それから瑞希たちは幸せな日々を過ごした。でも、やはりその美人な子は結城先輩のことが諦められなかったのらしい。

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