BOOKQUEST

第8話 太田牛一『GAME2』

「Fire Dragon」というボードゲームは、尾張を舞台にした冒険と戦略が詰まったゲームです。プレイヤーはサイコロ2個を使用し、ドラゴンやルビー、火山などの要素を駆使して勝利を目指します。ゲームにはキャラクターとしてリカ、エリシア、エイデンが登場し、それぞれ独自の特殊能力を持っています。

ゲームのルールは以下の通りです：

1. **ゲームの目的**: ルビーを集め、火山の奥に潜むファイアドラゴンを倒すことが目的です。

2. **プレイヤーの移動**: サイコロ2個を振り、出た目の合計だけマスを進みます。進んだマスによって、様々なイベントが発生します。

3. **ルビーの収集**: ルビーが配置された特定のマスを通過すると、プレイヤーはルビーを獲得します。一定数のルビーを集めると、特殊能力を発動できます。

4. **火山エリア**: 火山エリアに到達すると、ファイアドラゴンとのバトルが始まります。サイコロを振り、特定の出目を出すと攻撃成功となり、ファイアドラゴンから宝物を奪えます。

5. **キャラクターの特殊能力**: プレイヤーはリカ、エリシア、エイデンの中から選択し、それぞれが持つ特殊能力を活用します。リカは高い移動力を持ち、エリシアはルビーを多く獲得でき、エイデンは火山バトルで強力な攻撃が可能です。

　ゲームの終了条件は、ファイアドラゴンを倒したプレイヤーが勝利となります。戦略的な移動と特殊能力の適切な活用が勝利への鍵となる「Fire Dragon」は、プレイヤーを冒険の世界へと引き込むことでしょう。

　プレイヤーのリカがファイアドラゴンを倒し、火山の深部から宝物を手に入れると、突然強力なエネルギーが放たれます。そのエネルギーがプレイヤーたちを包み込み、異世界へとワープさせるのです。

　異世界に足を踏み入れたリカたちは、驚きと興奮が入り混じった感情を抱きます。新たな冒険が始まることを予感させる異世界の景色が広がっています。そこでは魔法や魔物、未知の地域が待ち受けており、リカたちの勇気と冒険心が試されることになります。

　異世界での目標は、さらなる宝物や力を得ることです。リカたちは新たなクエストに挑み、異世界ならではの困難や謎を解きながら冒険を続けます。クリアすると、異世界の秘密や豊富な宝物が手に入ります。

　また、異世界では新たなキャラクターやモンスターが登場し、戦略や特殊能力の活用がさらに重要になります。リカは仲間と協力して異世界の謎を解き、最強の冒険者として名を馳せることができるでしょう。

「Fire Dragon」はクリア後も新たな冒険が待っており、プレイヤーを魅了し続けるボードゲームとなっています。

　和也は尾張駅近くにある本屋『太田書房』で『Fire Dragon』の攻略本を立ち読みしていた。

　和也は『記憶の欠片』の謎を解けずにいた。

『太田書房』の店主、太田信乃は太田牛一（おおたぎゅういち）の末裔だ。

太田 牛一は、戦国時代から江戸時代初期にかけての武将、官僚。『信長公記』などの軍記と伝記の著者。官位は和泉守。通称は又助（又介）あるいは和泉を用いた。

　大永7年（1527年）、尾張国春日井郡山田荘安食村（現・愛知県名古屋市北区）のおそらく土豪の家に生まれる。

　成願寺において僧侶をしていたが、還俗し斯波義統の家臣となる。天文23年（1554年）7月12日の義統殺害の後、那古野城の織田信長の保護を求めた遺児の斯波義銀に付いて織田家に行った可能性がある。天文23年（1554年）、信長の家臣・柴田勝家に仕え足軽衆となる。同年7月18日、安食の戦いに参加する。義統弔い合戦の意味もあったと思われる。弓の腕を認められ信長の直臣となり、弓3人鑓3人の「六人衆」の一員となり近侍衆となる。永禄7年（1564年）、美濃斎藤氏の堂洞城攻略では二の丸の門近くの建物の高い屋根から弓を射て活躍し信長に褒められ知行を増やされる。

　その後は近習の書記となる。後には安土城下で屋敷を持ち、信長に近侍する官僚（吏僚）として、永禄12年（1569年）から天正10年（1582年）にかけて丹羽長秀の与力として、京の寺社との間の行政を担当する。ただし、天正5年（1576年）5月石山合戦で天王寺砦で原田直政討ち死にの危機の際には、動員され出陣している（『教如上人御伝略抄』）。同時代の『賀茂別雷神社文書』には、同社から牛一に筆がしばしば贈られた記録が見える。他に長束正家やその弟直吉といった吏僚仲間にも贈られていることから、牛一も賀茂社から筆を贈るにふさわしい人物として認識されており、これを用いて『信長公記』の元になる記録を付けていたとも想像される。本能寺の変後は丹羽長秀に2,000石で仕え、柴田勝家との戦いのため坂本城に長秀に従い参陣する。後に天正13年（1585年）の長秀没後は丹羽長重に加賀国松任で仕えるが、公務は息子に譲り同地で一時隠居する。

　しばらくして豊臣秀吉に召し出され、天正17年（1587年）から洛南の行政官僚となり再度寺社行政と検地なども担当し、この年から山城国加茂六郷を検地する。天正18年（1588年）には淀城を拠点にし、南山城と近江国浅井郡の代官も兼任する。天正20年（1590年）、肥前国名護屋へ秀吉に従軍し、道中の人足や馬を配分する奉行に就く。名護屋では名護屋城の建築工事の差配をする。文禄元年（1592年）の文禄の役では城の留守番衆として詰める。文禄3年（1594年）、大阪に戻る。文禄5年（1596年）5月9日、豊臣秀頼の初の上洛に供奉する。この時に後陽成天皇に『太閤御代度々御進発之記』を献上する。慶長3年（1598年）3月15日の醍醐の花見では秀吉の側室・三の丸殿の警護を務めた。同年3月17日、醍醐寺三宝院で門跡・義演から信長から秀頼までの記録を書いたと紹介され一部暗誦もした。

　同年9月18日の秀吉の没後は豊臣秀頼に仕えた。慶長6年（1601年）までに『関ヶ原合戦双紙』を徳川家康に献上し、11月7日中井宗茂にも進上する。慶長11年（1606年）、南禅寺金地院の河内真観寺領の代官になる。慶長12年（1607年）頃、『関ヶ原合戦双紙』奥書で自分の著作をまとめて「五代之軍記」と名付ける。慶長16年（1611年）3月28日、秀頼の家康との京都二条城での会見への上洛に供奉する。

　牛一は長寿かつ壮健で慶長15年（1610年）、84歳時の書も残っている。しかし、感冒で重体となり、体力が低下したが回復する。隠居しないまま大阪城東南の重臣の屋敷地区の大坂玉造で慶長18年（1613年）3月に病死する。大阪府池田市の佛日寺太田家嫡男一門の墓に子孫が平成期に立てた墓票に名前がある。

　記録作者として優れ、信長・秀吉・秀次、秀頼、家康の軍記・伝記を著述したが、信長の一代記である『信長公記』が、その綿密さと史料性の高さから特に有名である。戦記としても軍事的に正確で研究対象となっている。江戸時代の通常の編纂物や軍記物とは一線を画している。長篠の戦いを描いた屏風『長篠合戦屏風』は地形は前後に縮小されているが概ね、『信長公記』通りでありその信憑性を高めている。人の行為、戦争や生死に対しては、天道が定めているという運命論者であり、信長の虐殺も淡々と事実を描くが批判はしない。他には安土城についても細部まで正確に記録しており、上層の絵の位置が一部入れ替わっている事が加賀藩伝来の天守指図の発見で裏付けられた。

　和也は『太田牛一』のカードを手に入れた。

スマホにプロフィールが表示される。

-名前: 太田牛一

- 職業: 戦士（Warrior）

- レベル: 50

- HP（体力）: 5000

- MP（魔力）: 1000

- スキル概要:

1. 剣術（Swordsmanship）: プロフィシエントレベルで、様々な剣技を使いこなす。

2. 防御（Defense）: 高い防御力を持ち、敵からの攻撃を軽減する。

3. 体力増強（Strengthening Vitality）: 体力を一時的に増加させる能力を持つ。

4. 戦闘直感（Combat Instinct）: 戦闘中に敵の動きを読み、迅速に反応する能力を持つ。

5. 不屈の意志（Indomitable Will）: 状況が苦しい時でも意志を貫き、精神的にも強固な存在である。

　尾張駅から列車に乗り込み、うたた寝をした。

　1時間ほどで美濃駅に到着した。