第4話 三回目のループの始まり。今回はユナエリの乱入から始まる。

 登校初日は授業がなくのんびりとホームルームしかなかった。

 そしてその後の予定は、部活動や委員会活動を見学して再び教室に戻ってからの解散となっていた。



 で、クラスのやつらが部活動見学に出向こうして教室から姿を消し始めた頃だった。



「飛鳥井よ。その大鷹おおたか高の制服はなんだ? それはもしかするとお前の渾身のギャグのつもりなのか?」



 後ろの席のラスカルが、そうオレに尋ねてきた。

 ラスカルというのはオレと中学三年生のとき同じクラスだったヤツで荒居あらいまことというのが本名だ。



 中学時代は柔道に打ち込んだ巨体で体型がクマに似ていることから苗字の「あらい」に体型の「クマ」がプラスされて「アライグマ」となり、そして転じてラスカルと呼ばれて来たアホな男だ。そしてオレとは仲がよかった。



「なにがなんだか、さっぱりなんだ。というかオレ自身がいったいどうなっているのか知りたいくらいだ」



 オレは今朝起こった事件を大まじめに説明した。

 間違いなくオレは市立大鷹高校に受かったのに、入学式に行ったらオレの名前がクラス割表になかったことだ。



 だがラスカルは涙を流しながら吹き出しやがった。……なぐってやろうかこの野郎。



「……なに寝ぼけてんだ? お前はオレとこの烏沼高校をいっしょに受験したんじゃねえか」



「んだって?」



 ……バカなことをいうな。いつオレがお前といっしょにこの高校に来たっていうんだ。



 ……だが、そのときオレにふいに妙な感じがやって来やがったんだ。



 それは変な感覚で、以前にもオレはこうして大鷹高校の黒い学ランを着て、こうしてラスカルと会話していたような気がしてきたのだ。



 そして、そう感じてくると、なにやらまだ名前も顔も一致しないクラスメートの何人かまでもが、すでに見覚えがあるような。



 ……なんだ? デジャビュってやつみたいじゃねえかよ。

 ……大丈夫かオレ。



「じゃ、じゃあ、なんでオレはさ、この学ランを着てるんだ。おかしいだろ?」



 オレはラスカルのエンジ色のネクタイをつかんだ。いっておくがオレはかなり大まじめだ。



「ぶあはっはっは。……確かにおかしいな。まあ、お前は今から、なんちゃって大鷹高生って呼ぶことにしといてやる」



 大爆笑しやがった。どうやらこいつはオレが身体を張ったギャグを演じているとしか思っていないようだった。

 ……あのな。



 ――そのときだった。



 バーンと叩きつけるように突然教室の扉が開けられたのだ。



 その物音はオレたちを釘付けにした。そのときクラスにはまだ半分以上の生徒が残っていたんだが、その一同も凍りついたかのように扉を見て動けなくなったのだ。



「飛鳥井速人は、どこ?」



 すげー美少女が立っていた。

 そこにはスリムで長髪、色白のメガネ美人が腕組みして立っていたのである。



 ……え、今なんていった? え、オレのこと? だって今、飛鳥井速人っていったよな?



「……あの制服。鷺鳥さぎどり高校のじゃない?」



 オレの近くにいた、まだ名前も顔も覚えていない女の子がそうつぶやいた。



 ……そうだった。



 あれは確かに名門私立の鷺鳥高校のかわいいセーラー姿だったからだ。だがかわいいのは服だけだ。闖入者の少女はそこら中の不機嫌をかき集めたようなくらい怖い顔をしていたのだ……。



 クラスは静寂に包まれた。



 オレの大鷹おおたか高校の黒い学ラン、いきなり現れた謎の少女の鷺鳥さぎどり高校の純白セーラー服、そして烏沼からすぬま高の濃紺ブレザーという三つの制服がこの教室に相まみえたからである。



 これは異常事態だ。



「もう一度訊くけど。飛鳥井速人は、どこ?」



 そして再度ドスの効いた声がクラス中に響き渡ったのである。

 更に辺りを威圧する猛禽類のような視線がゆっくりとさまよったあとにオレを見定めたのだった。



 ……おい、ちょっと怖いぞ。



「……い、いったいどこに行くんだよ?」



 オレは気がついたら手を引っ張られて教室から連れ出されていた。オレの前には疾走する不機嫌顔のセーラー服の姿がある。



「大丈夫。乱暴はしないつもりだから」



 ……おい、それ、ぜんぜん回答になってないぞ。



 そして暴走する機関車は、オレという行き先も知らされない乗客を乗せたまま突っ走るミステリートレインさながらに、廊下をばく進しやがった。しかもあわれな通行人を幾人も蹴散らしながらだぜ……。



 しかも、その運転手は、なぜなのかわからんが決して進路を迷うことなく複雑に入り込んだ校舎をまたがるいくつもの渡り廊下を、躊躇なくまっしぐらに進んでいくのだ。



 つまりはこの学校の造りを完全に理解しているわけだ。わからん……だってこいつはこの高校の生徒じゃないんだぜ。



「な、なんなんだ、ここは?」



 気がつくとオレは廊下の奥の小部屋に連れ込まれた。上履きを脱ぐように指摘されて見るとその先には畳敷きの部屋があった。



「茶道室よ。ふだんは使ってないけどね」



 ……いや、それは見ればわかるけどさ。



 オレは座卓につくように指でいいつけられた。そしてその正面には不機嫌をいくらかは和らげていたけど、それでもやっぱりまだ怒っている表情のセーラー服美少女が、正座してオレをまっすぐに見ていやがった。



 そして突然に口を開く。



「どーして電話に出ないのよ?」



「へっ?」



 オレはスマホを取り出した。そこには知らない番号からの着信履歴が確かにあった。だがオレはまったく気がついていなかった。



 ……それどころじゃなかったからな。でもなんでこの女がオレの番号を知ってるんだ?

 いや、それだけじゃないな。……それよりも、だ。



「な、なんでさ、鷺鳥高校の生徒がこの烏沼高校にいるんだ?」



「あたしのこと?」



 ……そうだよ。その鷺鳥高校のセーラー服を着たお前に訊いてんだよ。



「あたしは鷺鳥高じゃないよ。……大鷹高校から来たんだ。学校を抜け出してね」



「……」



 ……なんなんだ? こいつは? ……大鷹高校から来ただと? ……だったら、なんで鷺鳥高の制服を着てるんだよ。



「それじゃ、まるで、……オレみてえじゃねえかよ」



 オレは自分が着ている大鷹高校の学ランに目を落とした。

 ……こいつもオレ同様に入学難民ってことなのか?



「当たり前でしょ。ホントにいつもいつもぼけぼけっとしてんだから」



「な、なんだ?」



「ちゃんと約束したでしょ?」



「い、いつだ?」



「前に会ったときに決まってるでしょ」



「……?」



 こうして美少女は矢継ぎ早にオレを叱責する言葉を飛ばしてきやがったのである。



 ……ごめん。意味わかんねーんだけど。



 それよりも誰なんだこいつ……? 話しぶりからするとオレのことを知っているらしい。



 ……中学の同級生? いや、違う。



 ……部活で知り合った他校の子? いや、そこまで親しいやつはいない。



 オレは瞬時に自分の記憶と自問自答してみたんだが、さっぱり正解はわからない。

 いや、そもそもこんな美人な女の子と知り合っていたらなにがあっても絶対に忘れるわけがないだろうしな。



 わからん、さっぱりわからん。

 オレがこの烏沼高校に来ちまった件といい、この見知らぬ女の件といい、いったいどうしちまったんだ今日のオレは。



「もしかして憶えてないの? あたしよ? ユナエリ」



「ユ、ユナエリ?」 



 ……ユナエリだって? 



 ……うーん。やっぱ知らねえぞ? 

 だいたいユナエリってなんだよ。どこの外国人なんだ、お前は? そりゃ目鼻はすげー整っているし、肌は白いし、髪は栗色だし、スタイルもいいけど、どー見ても日本人だろ、お前。



「前に教えたでしょ」



 ユナエリはキッとオレをにらむと座卓に指で自分の名前をなぞった。それを見ると湯名ゆな衣里えりという漢字だとわかる。



 ……なるほど、ユナ・エリか。

 そういえば、この女はオレのことも飛鳥井速人とフルネームで呼んでいたしな。たぶんフルネームで呼ぶのが好きなんだろう。



 だがそれでもオレの頭の中ははてなマークがぐるぐるとループしていた。

 でもさ……、やっぱり記憶にないんだけどな。



 が、そんなオレを憐憫の目でじとっと見ていた不機嫌少女は、やおらメガネを取りやがったのだ。



「あ……。あ、ムサシは元気か?」



 ……ようやく記憶とつながった。今朝のイヌの放し飼いしていた目つきが悪い少女じゃねえかよ。



「毎回毎回、同じリアクションでバカみたい」



 ところが目の前の美少女は鼻の穴をおっぴろげて世も末だといわんばかりに盛大なため息をつきやがったのである。



「いい? あなたは飛鳥井速人で私はユナエリ。で、あたしたちはすでにお互い知り合っているのよ」



「……そりゃそうだろうな。オレとお前は今朝の公園で知り合ったさ」



 だが、お前は名前なんて名乗らなかったはずだ。オレは指摘した。



「ううん。あたしが名前を教えたのはそれよりも後。……正直あなたがどんな人物かもわからなかったし。……で、あたしのことどれだけ憶えてるの? 

 もしかして、きれいさっぱり忘れちゃったってんじゃないでしょうね?」



 ……たぶん、そのもしかしてって、やつだよ。

 悪いがオレが知っているのはお前と早朝の公園で会ったことだけだ。



「……あー、まあ、その……なんていうか、って感じだろうな」



 また、ため息をつきやがった。



「あ、それよりも、なんでお前はメガネなんだよ。メガネがなければすぐにわかったはずだぞ」



「メガネ? ああ、朝の公園のこと。

 ……あんときコンタクトレンズを落としちゃったから、って……なんどもいわせるんだから、やっぱホントに忘れてるってこと?」



 ……だから目をこらさないとよく見えなかったらしい。早朝に出会ったとき目つきが悪かったのはそういう理由なのか。



 ……そしてオレはお前になんどもいわせた憶えはさっぱりないんだがな。




 この茶道室ってやつは完全に校舎の隅っこにあることからホントに誰もやって来なかった。



 もっとも今日は入学式だけなので二、三年生は部活や委員会、補習授業の連中しか登校していないし、フルメンバーがそろっている一年生だって自主的に部活動見学に行っているだけなんだから、おまけの授業で年になんど使うかわからんようなこの部屋に近寄ろうとする物好きはまずいないだろうしな。



 そしてオレをこんな場所に連れ込んだ女であるユナエリだが、ちっとは気が利くようで手近な自販機からよく冷えたコーヒーと緑茶を買ってきてくれたのだがオレに寄こしたのは甘すぎるコーヒーの方だった。



 ……どうやら長い話になりそうだ。



 それにオレはどちらかというと、無糖の方がいいんだがな。

 オレはコーヒーをひとくち飲んだ。すでに口の中はからからなので甘ったるさが気持ち悪い。



 しかし、なんでまたこの女はオレをこんなところへ連れ込んだんだ?


 

 まさか、愛の告白ってことは、相手がこのオレってことを考慮すると、それは絶対にあり得んだろうし、この狭い部屋に見知らぬ強面の男が隠れていて「おい、オレの女に手を出しやがったな」という美人局的な展開はごめん被るが、押し入れもないこの部屋ではそれも幸いなさそうだ。



「……で、ホントに憶えていないようだから、めんどーだけど一から説明してあげる」



 ユナエリはこうして話を切り出した。



 だが……、結論からいうとユナエリは見た目きれいな少女だし、メガネのためか知性を感じさせるのだが、その正体は怪しげな新興宗教の信徒よろしく怪電波に犯されてしまっていたらしいのである。



「いい? この学校だけじゃなくて、全世界は、今、延々と四月六日という今日を繰り返しているの」



「……は? 繰り返している?」



「あたしとあなたが確認できただけで、今回で三回目の時間ループってわけになるのよ」



「……時間……なんだって?」



「時間ループよ。ぐるぐる同じ一日を繰り返しているの。

 ……で、飛鳥井速人も自分が着ている制服と、通うようにいわれた高校が違うことに気がついたでしょ?」



「……ま、まあな」



 オレは自分の制服を見た。

 確かにオレが着ているのは大鷹高校の黒い学ランで、この烏沼高校の濃紺ブレザーじゃないな。



「世界はね。入学式がある今日、つまり新高校生活一日目が終わって気がつくと四月六日の朝にリセットされてしまうの。

 そしてまた、真新しい別の制服を着て違う高校の入学式に参加している状態となってるってことなのよ」



「……そ、そうなのか?」



「そうなの。そしてそれはあなただけじゃなくて、このあたしもそうなってるの。他の人たちはなんでもないけど、あなたとあたしだけが毎回そうなの」



「オレとお前にだけ?」



「そう。あたしはさっきもいった通り、今回は私立鷺鳥高校の制服を着てるけど、教師には市立大鷹高校に受かっているはずだ、といわれたわけなの」



「……」



「わかったでしょ?」



「……ああ、たぶんな」



 オレはこの女のいうことを要約してみた。

 要するに、世界は今日四月六日が延々と続いていてもう何度も時間のループを繰り返しているというのだ。



 そして、いつもいつも制服の高校と入学した高校が違うというのだ。それもユナエリだけじゃなくて、どうもこのオレもそうらしい……。ということなんだろ?



 はっきりいおう。……んなバカな。



 で、オレは柳に風を決め込んだ。

 この女の妄想話にはとんとつき合えないが、なんとか納得した振りをすれば解放してもらえるかもしれないと考えたからだ。



 だが、オレのそんな浅はかな事なかれ主義はぜんぜん通用しなかったようだ。

 どうやらオレの一見納得顔に見えるが、実は疑わしそうな視線に気がついたらしい。



「飛鳥井速人。……あなたさあ、ちょっとばかりもあたしの話を信用してないでしょ?」



 ユナエリは視線をすぼめた。……バレたか。



「どうなの? はっきりいいなさいよ」



 オレは天をあおいだ。いうべきか、いわざるべきか、それが問題だ。



 ……が、ここはいっておいた方がいいんだろうな。



「……ならいわせてもらおう。悪いがオレにはお前の話は到底信じられない。

 オレがこの烏沼高校に通うことになったのは、そうだな。……たぶん教育委員会だか学校だかの事務上の手違いなんじゃねえか?」



「バカね。ホントに誰かの間違いって思ってるの?」



「ああ。明日になればオレもお前も本来行くべきだった高校から、連絡が来るんじゃないかと思っている」



「ホントに明日が来るって思ってんだ?」



 オレは肩をすぼませた。

 ……明日が来ないと断言できるお前の方が間違いじゃないのか?



「悪いがね。……お前の話がホントなんなら、……そうだな、なにか証拠があるのか?」



 ……後から考えたらそれがオレの敗因だった。証拠と聞いてユナエリはニヤアと薄ら笑いを浮かべたのだ。

 オレが瞬間に殺気を感じたのはいうまでもない。



「……証拠ね。証拠ならあるわよ」



 と自信満々に宣言しやがったのである。そして妙なことを口走ったのだ。



「ちょっとベルトをはずしてくれる?」



 ……なぜベルト? 

 まさか首でもくくるのか? 

 それともムチにでもして、オレをアウアウいたぶろうってのか?



「いいから早く」



 そしてドスの効いた低い声を出しやがったのである。

 ……なんだこの女。ちょっと怖いぞ。身の危険を感じたぞ。この場はしたがった方がよさそうだぞ。



 オレは立ち上がると仕方なくバックルに手をかけた。そしてするりとベルトを抜き取ったのだ。



「ほれ」



 オレはベルトを差し出した。

 ユナエリは「ん」と返事こそしたが瞬間のやつの目はきらりと光ってオレを見た。



 ……なんだ! と思ったときは遅かった。



 ユナエリのやつはダンッと座卓を踏み台にするとそのまま宙を舞った。そしてオレの襟首をつかむと、そのままの勢いで押し倒してきやがったのである。



「ぐわっ」



 とオレはうめいた。畳にしこたま後頭部をぶつけて、一瞬ブラックアウトしかけたオレの視界が戻ったとき、あろうことかユナエリはオレに馬乗りになっていやがった。

 つまりはマウントポジションだ。



「見せやがれ、この赤パン野郎!」



 なんだって!? 

 その一瞬の迷いが致命傷だった。

 判断が遅れたオレが手を伸ばす前に、……オレのズボンのチャックが引き下ろされた。



「な、なにするんだ、こここのエロ女!」



 オレは叫んだ。

 だが抵抗むなしくオレのズボンはおろされてしまったのだ。



 オレは、……大事な部分を両手でしっかり押さえた。

 ……ああオレの初めてが、……このエロ女に汚される。



「あのさ……なにか勘違いしてない? 証拠はそのパンツよ」



 ……証拠だと? パンツだと?



 オレが戸惑っているとユナエリは、やおら立ち上がって、ゆるりと伸ばした指先でオレのパンツを指さしやがったのだ。

 その顔には勝利の陶酔感があふれていた。



 だがな。……オレはその勝ち誇った笑顔よりも、ずっーとずっーと下の部分の方が気になっちまった。

 ……ああ、見えちまったんだよ。



「いや、あの、その。……ユナエリさん。それよりもあなたのスカートの丈短くありません?」



 あなたの水色パンツもこの角度から、しっかり、くっきり、ばっちりに、見えているんですけどね。



「……ななな」



「ななな?」



「……な、なに見てんのよっ!」



「ふぎゃ!」



 ……次の瞬間オレは猛烈な痛みで悶絶しかけた。

 こここのエロ女はオレの大事なところをかかとでガツンと踏みつぶしやがったのだ。オレ涙目。しかも、



「この世の物とは思えないわ。うー、嫌な感触」



 なんていいながら畳で足の裏をこすりつけてやがる。

 ……くそ。もしつぶれていたら責任取ってもらうからな。



「い、痛えな。……お前だってオレのパンツ見ただろ!」



「おおお男のパンツと女のパンツが等価値なわけないでしょうがっ!」

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