短い文字数に、GLモノ特有の空気感と尊さと個性を詰め込んだ豪華定食。
冬の朝に感じる空気の白さとか、春先に感じる桜色のようなオレンジ色のようなはたまた青いような空気感とか、個人的にはGLってそういう空気感があると思っています。それが魅力のひとつだと。
本作にもそういう雰囲気を感じながら、だけど透き通った綺麗さだけではない何かを感じます。
こういうのがいいんだよと言いたくなるような定食に、店主の好きなおかずとして小鉢が一つか二つほど付いてきたときのような喜びがありました。
ドキドキして、ちょっとクスッとする作品です。