魔術・魔法など一覧 登場順

二章終了時点



魔術


・〝我が月と花をそカエルレウム・の水面にトリア・映し給え――水鏡シュピーゲル〟:鏡のように光を反射する特性を持った水を生成し、自由に姿形を変える。魔術陣は3。

・〝優しき緑の腕よカエルフラ・。安らぎの地をセプテム・守り給え――墓樹グラープヴァーター〟:木々を成長させて操り、一つの大樹を作る。邪を祓う結界を祓い、大樹を守る。それは墓守である。魔術陣は7。

・〝大地よ。ひと時のフラーウム・褥を与え給えトリア・――土居ハオス〟:大地の土を操り、事前に指定した小屋を作る。魔術陣は3。

・〝我が想いカエルフラ・は咲きトリア・狂え――想花ブルーメンガルテン〟:組成式など、具体的な詳細を知っている花の花畑を作り出すことのできる。事前に術式をいじれば、少ない数の花を咲かせることができる。魔術陣は3。

・〝光は聖に輝き悪しアルブム・き力に屈さず。全てを祓いクィーンクェ・て守る――聖絶フォルト〟:物理、魔法、闘法、呪いなどをはじき守る強力な結界を張る。魔術陣は5。

・〝魔の光よ。コロル・翔りてウーナ・穿て――魔弾ゲヴェーア〟:圧縮した魔力を実体化させ、放つ。威力は魔力の大きさと密度、速度に応じる。事前に術式をいじることによって物理特化か魔法特化に変質させることができる。基礎。魔術陣は1。

・〝魔の光よ。コロル・聳えて守れウーナ・――魔盾シルト〟:実体化させた魔力で攻撃を防ぐ。物理魔力両方。事前に術式をいじることによって物理特化か魔法特化に変質させることができる。防御性能は魔力の大きさと密度基礎。魔術陣は1。

・〝大地の楔よ。フラニグ・我を解きセクス・放て――浮遊シュヴェーベン〟:対象、特に自分に対してだけ働く特殊な浮力を発生させ、星の力である重力を中和させる。下から持ち上げられているような感じ。魔術陣は6。

・〝風の衣よ。ウィリデ・自由の翼を与え給クァットゥオム・え――飛翔フリーゲン〟:対象、特に自分に対してだけ働く浮力と推進力を与える風を纏う。翼が生えたような飛行能力を得る。これだけでも飛行は可能であるが、安定性を増すために〝浮遊シュヴェーベン〟を使用している。魔術陣は4。

・〝暴れ狂いウィリデ・て吹き堕クィーンクェ・ちよ――颶瀑ヴァッサーファル〟:指定した範囲の空気の全てを下へ吹き降ろし、叩きつける。傍から見るとゆっくり見えるが、実は吹き降ろしの最中に空気を高速に循環させ強い風の塊を作っている。圧縮した小さな竜巻を叩きつけるようなもの。

・〝土は我が想いフラーウム・に応えその意思をクァットゥオム・示す――土操ヘルシャフト〟:それなりの量の土を操ることができる。魔術陣は4。

・〝泥は我が想いにイリスエルラー・応えその意思をクァットゥオム・示す――泥操ヘルシャフト〟:それなりの泥を操ることができる。魔術陣は4。

・〝我が身と水をカエルレウム・拒絶する靴をクィーンクェ・――水歩ゲーエン〟:対象、特に自分に対してあらゆる液体、特に水を弾く効果を付与する。自分が身に着けている物にも付与する。主に水の上を歩くのに使われる。魔術陣は5。

・〝我が身と泥は交イリスエルラー・わることはなクィーンクェ・く――泥弾リュストゥング〟:対象、特に自分に対して泥を弾く効果を付与する。自分が身に着けている物にも付与する。主に服や体についた泥を除くのに使う。魔術陣は5。

・〝探せ析け解け究コロル・めろ。森羅に理があセプテム・れと信ずれば――魔究アナリューゼ〟:魔法を探し、その原理を解析し、魔術に転換する。理を暴く。それらの演算を補助したりもする。魔術陣は7(最低でも)。

・〝斉唱ウニソヌス〟:同じ魔術を同時に複数展開するに用いられる。

・〝天は隠れて地に満ちる。世イリスエルブル・界は閉ざさセクス・れ全てを見失え――迷霧アウゲンビンデ〟:あらゆる感覚や認識を阻害する霧を発生させる。魔術陣は6。

・〝憎しみの火打石。カニグルム・チカチ鳴らせ。火種を燃やクィーンクェ・せ――憎煽ハズン〟:特定の対象が抱く敵意や殺意などを自分に向けさせる。また、意図的に特定の対象に敵意や殺意を抱かせることもできる。魔術陣は5。

・〝逃げることは能わず囚われ、イリスエルラー・底無き母なる大地にオクトー・深淵まで溺れろ――泥王ボルボルゼン〟:ボルボルゼンが使う泥沼を操る魔法のコピー。バカみたいに魔力を消費する。また脳に多大な負荷がかかり、魂にすらダメージを及ぼす危険もある。魔術陣は8。

・〝彼の身と泥は交イリスエルラー・わることはなクィーンクェ・く――泥弾リュストゥング〟:他対象に特化して泥を弾く効果を付与する。自分が身に着けている物にも付与する。主に服や体についた泥を除くのに使う。魔術陣は5。

・〝流転よ。流る時コロニグ・よ。願わくセクス・ば決別と弔いの一時を――不腐アインバザミールング〟:遺体の腐敗を遅らせる。ただ、原理としては物質の時の流れを遅くするのが正しいため、遺体以外にも応用ができる。ただ、遺体以外への効果は薄くなる。魔術陣は6。

・〝魔の光よ。コロル・我の手とウーナ・なれ――念動ベヴェーゲン〟:特定の対象を魔力で包み、持ち上げる。魔術陣は1。

・〝魔は万物の根源フラーウム・となりて、土へと変クァットゥオム・転せよ――生土シャッフェン〟:魔力を土に変換する。あまり効率は良くない。時間が経つと魔力に戻って消える。多く魔力を込めるとその時間を引き延ばせる。魔術陣は4。

・〝閉じる物よ、番のコロル・形を示せ。魔の光よ、ドゥアエ・開けられぬ物が無いと示せ――開錠フライシャルテン〟:鍵穴の形を調べ、それにあった鍵を魔力で形成、実体化させて開錠する。魔術陣は2。

・〝風よ。優しきウィリデ・腕で抱きとドゥアエ・めよ――風籃ファンゲン〟:特定の対象を受け止めるような風の渦を発生させる。落下速度を落としたり、吹き飛ばされた時に速度を落として体勢を整える際に使う。魔術陣は2。

・〝共振リソナ〟:同じ魔術陣を複数展開して共鳴させ、威力などを増幅させる魔術。

・〝二重唱ドゥオ〟:異なる二つの魔術の詠唱を同時に行う際に使う魔術。声を二つに分ける。高等魔術。高い魔力操作技術を必要とする。

・〝我が想いアルカエル・に舞いトリア・踊れ――夢蝶シュメッターリング〟:蝶を生み出す魔術。魔術陣は3つ。

・〝煌めき舞え。アルブム・月夜の光よドゥアエ・――光蝶リヒト〟:蝶を輝かせる魔術。魔術陣は2つ。

・〝爆ぜる火花ルブルム・に弾ける風ドゥアエ・よ――爆風ハプフング〟:爆発を起こして爆風を発生させる魔術。爆風の指向性は魔術陣である程度指定可能。魔術陣は2。

・〝雪の大地よ。冷たきウェイカエル・壁を与え給トリア・え――雪壁ヴァント〟:雪を操り、壁を作り出す魔術。魔術陣は3。

・〝記憶よ、感覚ニグルム・よ。心の全てに時間クァットゥオム・の断絶を――失神オーンマハト〟:対象を失神させる魔術。魔術陣は4。

・〝魔は万物の根ルブルム・源となりて、クァット炎の奔流にゥオム・蠢け――奔炎フラメン〟:炎を放出する魔術。魔術陣は4。

・〝絵のまやかアルカエしよ。妄執をルコロ・捨て去れ。セクス・解き放て――絵鎖ラディアグミ〟:絵に懸けられた呪いを解除する魔術の一種。絵の中に閉じ込められた人間を助け出す。魔術陣は6。

・〝聖なる光は鎖とアルブム・なりて彼の者を封じ給クァットゥオム・え――聖鎖ビンデン〟:聖なる鎖。魔力などを封印し、動きを抑える魔術。魔術陣は4。

・〝酒は飲んでも飲まアルカエル・れるな。暴れトリア・る者は等しくアウス咎人――酒滅ヌュヒタン〟:酩酊状態から素面に戻す魔術。魔術陣は3。

・〝冷や水浴びせニグルム・て心を沈めよ。我を見クァットゥオム・つめろ――冷心シュティレ〟:精神を強制的に落ち着かせる魔術。魔術陣は4。

・〝高唱ルード〟:魔術の効果を上昇させる魔術。

・〝邪を断つ光アルブム・は闘刃トリア・となれ――光剣シュヴェールト〟:光の刃を纏う魔術。大抵の物は切断できる。魔術陣は3。

・〝風よ。あなたを踏みウィリデ・台にしてでも私はドゥアエ・空を跳ぶ――風踏トレーテン〟:風を踏んで跳ぶ魔術。魔術陣は2。

・〝悪意に満ちた世界に光の糸を。結わいて光の世界へと導き給え〟:ダンジョンから脱出する転移の魔術。魔術陣を多くすることによって、魔力の消費や演算処理などの負担を極力減らしている。

・〝冷たき息吹よ。万物ウェイカエル・の動きを奪トリア・い給え――冷凍フリーレン〟:物質を凍らせる魔術。魔術陣は3。

・〝響け。拡がウィリデ・れ。風よ。我ドゥアエ・が意志をラウォト伝え給え――拡声シュプレヒャー〟:拡声の魔術。魔術陣は2。

・〝空を満たし恵みは我がカエルレウ手に集ム・いて災禍の雫とセクスなれ――天雫・タウ〟:雲、特に雨雲を集めて巨大な水の球体を作り出す魔術。それは降り注ぐ雨の一つにまとめたようなもの。魔術陣は6。

・〝泥に滑ろ。転べる勢い。前へと進め――泥滑イリスエルラー・トリア・ベシュロイニグング〟:泥の上は滑る。けれどその滑る勢いを加速へと使う。泥の上で加速する魔術。魔術陣は3。

・〝魔法殺しレッシェン〟:魔法を消去する魔術。

・〝聖魔に満たされしコロル・透明な輝きは我が祈セクス・りに応え意志を示すヘルシャ――硝操フト〟:聖魔ガラスを操る魔術。魔術陣は6。

・〝魔法支配ヘルシャフト〟:魔法を操る魔術。ナギにしか扱うことのできない魔術。

・〝大地が常にフラーあると思うなウム・かれ。一寸先にはトリア・堕ちる――落穴ファレ〟:大地を操り、指定した場所に落とし穴を創る魔術。魔術陣は3。


魔法


・〝魔法転書〟:魔法のイメージ理論を本に記す魔法。

・契約魔法:契約に関する魔法の総称。

・自然魔法:自然に存在する物を操る魔法の総称。つまり、風や土、水、木など、物質を操る魔法の総称。炎は反応であり、物質ではないから操れない。なお、極めれば天候を操ることも可能。大気中の温度や水分量を変えて雲を作り、雷を引き起こすこともできる。

・薬が美味しくなる魔法:小人ハーフリングの固有魔法の一つ。薬が美味しくなる。

・転移魔法:転移に関する魔法の総称。

・ぬるいお酒が美味しく感じる魔法:ぬるいお酒が美味しく感じる魔法。ぬるいお酒が本当に美味しくなるわけではない。そんな気分になるだけ。

・魔物を使役する魔法:魔物を使役する魔法。もともと悪魔デーモンの専売特許の魔法。人類にはその使い手が殆どおらず、動物を使役する魔法の応用に近い。そのため支配力もあまり強くなく、意志疎通の精度も低い。ただし、幻獣になりかけている魔物が相手の場合、その限りではない。

・必ず針に糸が通せる魔法:針の穴に必ず糸が通せるようになる魔法。

・鍛冶魔法:鍛冶に関わる魔法の総称。

・ドの音をソの音に変える魔法:ドの音をソの音に変える魔法。

・風でデコイを作る魔法:風でデコイを作る魔法。

・誤認魔法:認識を誤らせる魔法の総称。

・蝶々が光る魔法:蝶を光らせる魔法。

・蝶々を出す魔法:蝶を生み出す魔法。

変化へんげ:姿形を変える魔法。

・転移妨害の魔法:ダンジョンにかけられていた魔法。正確にはダンジョンからの脱出に使われる転移魔法の妨害を行う魔法。色々と限定されていたりはする。

・聖魔ガラスを操る魔法:魔法を防ぐ効果を持つ聖魔ガラスを操ることのできる特別な魔法。

・破魔の結界:魔物避けの結界。ただし、強力すぎるがゆえに、魔物たちの敵愾心を煽り、凶暴性の高い魔物が襲ってくることもある。また、その強力さゆえに恩寵法による神聖結界には及ばないものの、大抵の悪魔デーモンの侵入や魔法すらも防ぐ。



闘法


・“身体強化”:闘気を肉体に流して身体能力を強化する。

・“治癒”:闘気を肉体に流して怪我などを治癒する。他者は治癒できない。



恩寵法


・治癒:治癒。怪我や病気を治す。強力な者になると、死亡直後であれば蘇らせることさえできるとか。

聖葬火せいそうか終りと流転の女神カロスィロスさまだけが授けることのできる恩寵法。魂を確実に輪廻の星々へと還し、またその魂の穢れを祓う炎。肉体は優しい神聖魔力に包まれる。

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