登場人物
一章 登場人物(ほぼ登場順)
・デケル町の衛兵長
・ヒューマン。男性。46歳。
・外の人間に厳しく、町の住人には優しい立派な衛兵。仕事熱心。なお、食い物に弱くチョロい。
・腕っぷしは強く、デケル町の兵士の中で三番に入るほど。
・デケル町の衛兵A
・ヒューマン。男性。27歳。
・お調子者。門番が退屈なので、絵を描いたり、トランプで遊んだり、仕事をさぼっている。衛兵長によく怒られる。
・デケル町の衛兵B
・犬人。女性。25歳。
・衛兵Aの部下。先輩のサボりに付き合わされて、いつも怒られている。
・衛兵Aに好意を抱いている。
・デケル町のハーフエルフ孤児
・ハーフエルフ。男の子。4歳
・両親は凄腕の冒険者で、4年前の魔物の侵攻で六月灯の魔物と戦い、相打ちとなった。
・周りの孤児も似たような子ばかりのため、両親の境遇をなんとなく知っている。
・グフウから貰った魔術具のおかげでメキメキと魔法の才能を伸ばす。
・一年後、あるエルフの養子となる。
・ギョウタン
・ヒューマン。男性。52歳
・デケル支部冒険者ギルドギルド長。暇があると受付の仕事をしている。
・前職は凄腕冒険者。43歳の時に膝に怪我を負い、年齢も相まって引退。
・仕事熱心だったことが災いして、独身。なお、今は若い女性職員の数人から好意を抱かれているが、自分の年齢もあって断っている。
・デケル町の宿屋のおじさん
・ヒューマン。男性。58歳。
・デケル町にいる冒険者の殆どは家持ちであり、旅人もそう多くない。商人は高い宿や商人ギルドが斡旋する場所に泊まったりするため、あまり繁盛していない宿屋を営んでいる。ほぼ趣味のようなもの。
・終活を考えており、口癖はもうすぐ
・デケル町の屋台のおっちゃん
・ヒューマン。男性。42歳。
・ヒューマンの年齢があまり判別できないグフウでもおっちゃんと分かるほど、おっちゃんしている。おっちゃんの鏡。
・笑顔が素敵。奥さんもその笑顔で仕留めた。
・デケル町の魔法書店主
・犬人。男性。69歳
・ボケている……ようで全くボケていない。凄腕の魔法使い。昔はブイブイ言わせていた。
・値引きをするのが最近の趣味。
・ヤク
・ヒューマン。女性。21歳。
・リーリエ薬屋の薬師。
・朱色の髪と瞳を持つ。目の下のクマは通常装備。車いすで両足に呪いの怪我を受けている。
・口が少し悪い。
・冒険者の両親が魔物との戦いで命を落とし、孤児となる。縁のあったリーリエ薬屋の先代に薬師として弟子入りする。
・師匠の後ろを追いかけて、寝食を忘れるほどに薬師としての技術の向上と薬の研究に励む。
・いつもはガラの悪い口調で、きっぱりと物事を言う性格をしている。自立的。ただ、ソヨウにだけは物凄く甘えん坊。毎朝抱きつく。
・ソヨウ
・ヒューマン。女性。22歳。
・リーリエ薬屋の店主
・赤紫の髪と瞳を持つ。可愛らしい顔立ち。
・リーリエ薬屋の先代を祖父に持つ。薬師の才能はない。商売の才能はあるので、リーリエ薬屋の経営を担っている。
・甘やかし体質。世話焼き。ヤクが両足に呪いの怪我を負って車いす生活になり、悲しんだり悩んだりもしたが、ヤクが今まで以上に自分を頼ってくれるようになって嬉しい。
・薬師として頑張るヤクの背中を押したいが、根を詰めすぎるところが心配。そんなときはぎゅっと抱き着いて、仕事から引き離す。
・リーリエ薬屋の先代
・ヒューマン。男性。故人。
・薬師の大天才。ちゃらんぽらん。女遊びばっかしている。
・孫娘と弟子を大事に思っていた。二人は魔法の才能がないので、魔法に関する技術は伝えなかった。
・カラカワ
・ヒューマン。女の子。4歳
・姉がおり、彼女から裏庭に生えている樹皮の食べ方を教えてもらい、嵌っている。なお、若木しか食べられないので、よくお腹を壊している。言っても聞かない。
・苦いお薬嫌い。
・カラカワの母。
・ヒューマン。女性。25歳
・彼女も小さいとき、よく若木以外の樹皮を食べてお腹を壊していた。
・あまり娘を責められない。
・虹色大好き鬼人の老人がいる村の陽気なおばさま村長
・ヒューマン。女性。45歳。
・陽気なおばさま。
・ヒューマンの年齢の判別があまりできないドワーフのグフウなのにおばさまと分かるほどおばさましてる。
・おばさまと呼ぶように周りに言っている。腕っぷしもそれなりにある。
・虹色の糸にぐるぐる巻きにされた若い青年
・ヒューマン。男性。21歳
・虹色大好き鬼人の老人に弟子入りしている。
・虫、特に蜘蛛が好き。老人の仕事を引き継いで、村を発展させたいと思っている。
・虹色大好き鬼人の老人
・鬼人。男性。102歳。
・虹色大好き。世界の全ての色が虹色になればいいと思っている。いつも虹色の世界の夢を見ている。角を虹色に塗っている。
・ケダマのあるじ。魔物を使役する魔法が少し使える。特にケダマに関しては高度の使役魔法を行使できている。
・ケダマ
・蜘蛛の魔物。女の子。201歳。
・様々な特性をもった糸を生成できる魔物。知能が高く、
・あと五十年ほど生きると、魔石が消滅して幻獣となる。
・ギルド職員の代わりをしている山賊のような村長
・熊人。男性。53歳。
・ウワバミ。杜氏でもある。
・ヘルム都市へ入るのに並んだ列で話しかけてきた猫人の青年
・猫人。男性。24歳
・四月灯の冒険者。
・ギャンブルが強く、トランプなども強い。勝負勘が強いというより、頭がよく計算が得意なタイプ。冒険者でもその能力を駆使している。
・なお、セイランに負けて悔しく、勝負勘とやらを重視して冒険者稼業をしてみたのだが、かなり怪我を負った。今までのスタイルが自分に合っていると再確認した。
・また、怪我を負ったときに介抱してくれた赤毛のお姉さんと親しくなったとかそうでないとか。
・ヘルム都市の不動産屋の赤毛のお姉さん
・ヒューマン。女性。31歳
・不動産屋で働いている。以前、エルフが家を借りたいと来たが、百年契約を申し込んできて、オーナーと折り合いがつかず大変な思いをした。
・優秀。優秀過ぎるがゆえに仕事ばかり。本人は早く結婚して退職したいと思っている。
・グフウから花をプレゼントされて、一瞬告白されたのかと勘違いして頷きそうになった。哀れ。
・なお、数週間後に怪我をした猫人の冒険者を介抱し、親しくなったとかそうでないとか。
・スバイ
・猫人。女性。45歳。
・チュウテツの妻。
・昔はそれなりに腕の立つ女冒険者だった。ある依頼でチュウテツをドワーフの国まで護衛した際に親しくなり、そのまま結婚に至る。
・今は鍛冶屋に訪れる冒険者の腕前の見極めなどを行っている。また副業でヘルム冒険者ギルドの新人冒険者教育の指導員をしていたりしている。
・チュウテツ
・犬人。男性。47歳。
・鍛冶職人。かなり腕が立つ。上位冒険者御用達の鍛冶師で、彼が作る武器を求めて遠くの国から冒険者が訪れるほど。
・昔、仲間の鍛冶師から絶対に行くなと言われていたドワーフの国に行き、鍛冶師としての自信を無くした。鍛冶をやめようと思ったりもしたが、後の妻となったスバイに励まされ、鍛冶師を続けることに。
・テジナ
・ヒューマン。男性。34歳。
・夜明けのサーカス団の座長。トランプの帽子をかぶっている。
・素は口数の少ない物静かな人であるが、サーカス団の座長として可笑しな口調を作っている。なお、サーカス団員にはその素が知られている。その人柄が好まれている。
・孤児だった彼はあるサーカス団に拾われた。独立し、夜明けのサーカス団を作る。
・サーカスで人を喜ばせることが夢。今もその夢に向かって邁進中。また、自身の境遇から縁のある孤児を引き取って支援している。
・孤児の未来を強制しているわけではないのに、何故か皆サーカス団に入りたがる。
・ハリ
・兎人。男の子。12歳。
・白髪赤目。
・可愛らしい見た目でぶっきらぼうな口調。イトを大事に思っている。
・両親はある町の服屋。もう一つの服屋としのぎを削っていたが、4歳の時に流行り病で亡くなってしまった。不景気や悪い人のせいで店はなくなり、大きさの変わる針の
・同じく境遇のイトを守ってきた。その後テジナに拾われる。
・壊れていたイトの心を救ったサーカスが好き。だからこそ、自分もサーカスの一員として頑張っている。イトのためなら自身の形見も報酬として出せる。
・器用で利口。イトを保護対象と見過ぎている部分があり、テジナたちからそこを危惧されている。イトに依存し過ぎている部分がある。
・イト
・犬人。女の子。12歳。
・紺色の髪と瞳を持つ。
・凛々しい見た目で、女の子らしい仕草。ハリを慕っている。好き。
・親はある町の服屋。もう一つの服屋としのぎを削っていたが、4歳の時にある時流行り病で亡くなってしまった。不景気や悪い人のせいで店はなくなり、必ず針に糸が通せる魔法書しか手元に残らなかった。
・心を壊れていたところを、同じ境遇のハリに救われた。その後、テジナに拾われる。
・空中ブランコで多くの人を喜ばせたい夢を持つ。その覚悟を示すために、形見である魔法書を報酬として出した。
・自分を守り救ってくれたハリにとても感謝しているが、それはそれとしてなんでもできるハリに嫉妬している。また、そんなハリに守られてばかりの自分が悔しく、自立しようと頑張っている。ただ、それが上手くいかずツンケンしてしまうことも。
・眠たそうな羊人の女性冒険者
・羊人。女性。26歳。
・語尾などに『メ』を付ける。それなりに強い。四月灯冒険者。
・いつも眠たそうにしている。
・おでん屋の店主の
・
・旅のおでん屋。世界におでん屋を広める旅をしている。
・
・彼女が作るおでんは絶品。流浪のおでん屋として一部界隈には有名だったりする。とある国の王族が探すほど。
・おでん屋のヒューマンの老夫婦
・おでん屋が町に来てから毎日通っている老夫婦。
・毎晩おでんを頼んでいるせいで、老後の貯金が心配。
・ガクソウ・ギタレ
・ヒューマン。男性。19歳。
・ギタレ男爵家の次男。
・音楽、特に作曲家として天賦の才を有しており、父や兄が頑張って捻出してくれて隣国の音楽学校に通っていたが、その才能に嫉妬されて理不尽な理由で追い出された。
・その後、十五歳の時に偶然サワリに拾われ、以後、ギタレ家共々援助を受けている。
・見た目は優男で少しなよなよしているが、音楽が関わるとかなり頑固で情熱的になる。
・謙虚すぎるところがたまに傷。音楽学校時代で受けたイジメで自己評価が低いのが原因。
・サワリと色々あり、自分に自信を持つようになる。
・周りがサワリのツバメ(愛人)を勧めるのを押し切って、音楽で高い実績を出し、国王から最高位の勲章に次ぐ『天灯菊花勲章』を賜り、一代限りの楽師伯爵となる。そして身分差婚を果たす……かも。
・サイバラ
・ヒューマン。男性。72歳。
・長年ギタレ家に仕えてきた執事。
・目が悪く、またボケも進んできているため、おっちょこちょいなミスが多い。
・サワリ・エクテ
・ヒューマン。女性。26歳。
・紅の長髪と切れ長の目を持つ美しい美女。社交界ではフルーア王国一番の美女と言われるほど。
・エクテ公爵当主。八年前に夫を流行り病で亡くし、その後一人でエクテ公爵を切り盛りしていた。
・四年前にとある偶然でガクソウの演奏を聴き、一目ぼれ。それ以降、ギタレ家共々援助している。
・狡猾でありながら激情家。独占欲が強い。
・家臣はガクソウはツバメ(愛人)で満足しろ、家柄の高い者を婿に取れと言ってきたが無視。強引にガクソウを婿にしようとした。
・しかし、当のガクソウが自分はまだふさわしくないと言って、一旦断る。数年後、音楽で圧倒的な業績を残し、国王から最高位に次ぐ勲章を賜ったガクソウにプロポーズされ、結婚することとなった。
・エクテ家のメイド
・ヒューマン。女性。37歳。
・サワリに忠誠を誓っているメイドで、サワリから最も信頼されている家臣。心の内を聞くことも多い。唯一、サワリとガクソウの結婚を応援していた。
・パーフェクトメイド。戦える。
・裁縫が大の得意で、一目見ただけで相手の体型を詳しく見抜き、ぴったりの衣服を一日足らずで作ってしまうほどの実力の持ち主。セイランのメイド服とグフウの執事服は彼女が作った。
・メモリ・リネアール
・ヒューマン。男性。70歳。
・白髪紺目の老人。眼鏡をしている。妻は既に他界。
・肉体は衰えど、その頭脳は衰えることを知らず。フルーア王国の産業において様々な規格の整備を行った偉人であり、学者。国王から勲章を賜り、一代限りの学者伯爵となっている。
・若い頃に原器誕生に携わっており、彼らの意思を引き継いでいる。
・
・ザンサ
・ヒューマン。女性。23歳。
・若いが才能のある学者。メモリに憧れ、この業界に入っている。
・今はメモリの手足として精一杯働いている。
・ジョウギ・アマツマラ・オーニュクス
・ヒューマン。男性。故人。
・ここ百年でヒューマン最高峰の鍛冶師とも言われている。
・もともと有名な鍛冶師であったが、肉体が衰え始めた頃からまるで別人かと思うほど鬼気迫る勢いで鍛冶師の最高峰にまで迫った。それは鍛冶に愛されたドワーフを超えるほど。
・ヨシノと共に原器を作り、今までの功績も相まって
・後悔の多い人生だったと晩年語り、手帳には謝りたい人の名前が何人か書かれていた。グフウの名もそこにある。
・シオリ
・ハイエルフ。女性。
・ヨシノの師匠……だと思われる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます