あざやかだ

あざやかだ あざやかだ

この青さがある限り

わたしは生きていられるんだ


深い夜の海に 月が沈んでいる

その、あざやかさに

目を奪われるんだ


坂の多い街で 君がはずんでいる

その、あざやかさに

心奪われるんだ


夢に溺れる時も

朝に戸惑う時も

わたしと君しかいない

星月夜を思い出す


あざやかだ あざやかだ

君の白さだけで

くすんだ言葉 吹き飛ぶんだ

あざやかだ あざやかだ

この青さがある限り

わたしは生きていられるんだ


長い夜の澱に 君が眠っている

その、不確かさに

目を奪われるんだ


長い黄昏で 春がくすんでいる

この、弱弱しさに

わたし、救われるんだ


夢に溺れる時も

朝に戸惑う時も

わたしと君しかいない

星月夜を思い出す


あざやかだ あざやかだ

君の白さだけで

軋んだ想い 形になる

あざやかだ あざやかだ

この青さがある限り

わたしは生きていられるんだ


君と触れ合う時も

君に溺れる時も

君に戸惑う時も

君とお別れする時も

わたしと君だけがいた

星月夜を思い出す


あざやかだ あざやかだ

君の白さだけで

くすんだ明日 自由自在だ

あざやかだ あざやかだ

この青さがある限り

生きていられる


あざやかだ あざやかだ

君の青がある限り

わたしは生きていられるんだ


深い夜の海に 月が沈んでいる

その、あざやかさに

心、灼かれたんだ

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