生まれてくる子供を風虫が守ってくれるおまじない
【おまじないの核となる未言】
風虫(かざむし)
風に揺れた青葉がこすれて音が鳴るのを、虫の鳴き声に例えた未言。
かさかさ、さらさら、ざわざわ。耳を澄ませば、風虫はそこかしこ。
【効能とその因果】
風虫が鳴く時、木の葉はゆらゆらと揺れるのが、子供に手を振るようにも見えるので、風虫は子供好きで子守り好きな存在として知られる。
なので風虫が胎児を見付けてくれたら、向こうから守護者となってくれる。
【手順】
①お腹に赤ちゃんがいる時におまじないを行う。
・まだいない子は風虫が見付けてくれないので、子供が欲しい時ではなくて、既に子供が宿ってる時に実行すること。
②大きな木が多い場所を散歩する。
・風虫がたくさん出てきそうなところをぶらぶらお散歩するのが良い。
・風虫がいてほしいので、風がない日じゃなくて、例えば窓を開けた時にカーテンを揺らすくらいには風がある日の方が良い。
③風虫の声に気付く。
・風虫を探して歩くのは駄目。風虫は探されると、探してくれた相手を気に掛けてしまうので、子供に憑いてくれなくなる。
・普段から風虫を気に掛けて、風虫を見付ける感度を高めておくと成功しやすくなる。
④風虫の鳴いている場所を見付ける。
・大きな木で風虫が何ヵ所かで鳴いていることもあるけど、その中の一つ、または複数を見付けるのもあり。またその中で風虫が鳴いている場所が見付けられない所があっても問題ない。
・鳴いているのに気付いた時と違う風虫を見付けても問題ない。
⑤風虫にお腹の子の存在に気付いてもらえたと思えたら、おまじないは成立。
【風虫がお腹の子に気付いた時の例】
・風虫の視線がお腹に向けられた気がする。
・風虫が胎児に向けて手を振ってくれた気がする。
・風虫が胎児に向けて微笑んでくれた気がする。
【捕捉】
風虫の守護は、防御ではなく見守りである。子供を傷付けるものを退けるようなものではなく、泣く子をあやしてくれたり迷子の子供をそれとなく手招きしたりするようなものである。
もし胎児じゃなくて既に生まれてる子を守ってほしい時は、その子に風虫を探させて手を振るように伝えれば良い。
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