10:書いてる最中に他の作品を書きたくなった

 公募用の作品を書いている最中に、別の話を思いついた!


 そんなことが起こることがあります。


 一度気になり始めると、そちらにばかり意識が向ってしまうのが人間という生物。物書きとて、この習性に逆らうことは出来ません。テスト勉強をしようという時に掃除が捗るとか、引越しで荷物をまとめている途中でマンガやアルバムに見入ってしまうなども、これに当ります。


 さて、では公募の原稿を書いている最中にはどうすればいいのか。それはずばり、原稿を重視し、思いついたネタはネタ帳に書き込んでストックしておく、です。


 ネタは鮮度が命なので、思いついたその場で書いてしまった方がいいのは当然なのですが、毎回それをやっていると、公募用のネタの鮮度が落ちてが腐ってしまいます。それを回避するために、後から出たネタはネタ帳に保存するのです。


 これをやることで、後から思いついたネタが、本当にいいアイデアだったのかの判別も出来ます。時間を置くことで、アイデアの客観視が出来るようになり、本当にいいネタだったのかが浮き彫りになると言う寸法です。


 ネタのストックは、物書きの財産でもありますし、いざと言う時のネタ切れを防いでくれるのでおすすめ。未来の自分の役に立ってくれることを願って、さらっと保管に回しましょう。

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