第15話美幸は、酔っているのか

梅田駅。

「さやかー好きだよ!」駅構内を走り倒した僕は泥酔状態で丁度着た特須磨行き特急に促されるままに乗って美幸は、酔っているのか俯き加減で背中を垂直に立たせ気丈に座っていたが僕が眼を離した瞬間、吐いた!


 胃の中が全部出たみたいで白濁した胃液や内容物が所々立体を作っていた。

オット、ヤバい!

 ソロリソロリと美幸に距離を採る。


横歩きを進め開閉ドアに差し掛かった時、ガタイの良い数人の男に囲まれた!

 警察?

犯罪は犯していない筈。

「逃げたらダメだよキミ!?」

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