第2話 山科明花(やましなさやか)は僕の恋人だった

山科明花(やましなさやか)は僕の恋人だった。


 少なくとも僕はそう思っていた。

明花はどこから観ても聖子ちゃんのようなカットだ・・・。


 仙谷卓人(せんたにたくと)は一途な想いのベクトルを山科明花(やましなさやか)にぶつけ、その跳ね返りを受け止め愛を確かめていた。

 不器用な僕。若かったから?

ティーンエイジャ―の僕。

 ロマンスのスキル不足?

明花が、大学の後輩だった生牡蠣加津夫(なまがきかつお)に会うまでは・・。

「キスしたから直ぐに結婚という訳に行かないわ?タクトくんはそこのとこ、どう思っているの?」結婚?未踏の領域だ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る