くすんだワインレッド色のスカート、黒い薄手のセーター、丸っこいフォルムの黒いブーツを履いて。今日は久しぶりの、友達とのショッピングだった。

 秋の色は、どうしてこんなにも可愛いのだろうか。

 おしゃれなブラウン、少しくすんだオレンジ、柔らかなベージュ。宝石箱のようなショーウィンドウに翻弄された一日だった。

 財布の中身を互いに確認しあいながら歩き回ったので、足はすでにへ口へ口だ。でも、買い物袋の小さな重さが心地よい。控えめに、手を左右に揺らしながら歩いてしまう。

 石畳の上には、色とりどりの葉っぱが散らばっていた。今日見てきた服の色みたいだ。そろそろ、学校には黄色の絨毯が広がるのだろう。

 少しだけ冷たい秋の風が吹いてくる。

 あいにく、私は夏が終わった悲しみを一向に感じない。

秋から冬が一番楽しい季節なのではないだろうか。

 特に食べ物。焼き芋、栗ご飯、あんまん、さんま、みかん、りんご、なし、冬瓜、クリームシチュー、鍋、すき焼き。

 今から食べるのが楽しみだ。

 ああ、でもそろそろ一年が終わるのは悲しいな。

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