やまもスペース
らくだよだれ
エピソード0 地球全滅
2XXX年。地球は外宇宙からの侵略者ジャーグダーグの攻撃により全滅した。地球の誇る宇宙艦隊は戦艦一隻、戦闘機一機さえ残さず宇宙の塵となった。
その後、大気圏内に降り立ったジャーグダーグ軍により地上海上地下海中あらゆる軍施設は壊滅させられ、戦車大砲すべての兵器を破壊した後、ジャーグダーグ軍は宇宙に帰っていった。
ジャーグダーグ軍が地上から姿を消すと、地球では当然部隊を再結成。残された資源と技術を費やして新たに地球軍を設立することとなる。しかし、いざ部隊を編成し太陽系に配置をし再度外宇宙からの攻撃への備えを整えると、それを待っていたかのようにジャーグダーグ軍は襲撃を開始し、地球の戦力を殲滅させるとまた宇宙の彼方に去っていく。
ジャーグダーグ軍の脅威が去ると、地球は再軍備。戦力が整うと襲撃されてぺしゃんぺしゃんにやられる。そんなことが10年近く続いた。
次第に地球人の士気は萎えていった。奴らと戦っても無駄だ。そんな敗北感に打ちひしがれたムードが全ての地球人を覆っていた。どうせ俺達は宇宙人に皆殺しにされるんだ。いや、こちらが下手に抵抗しなければ向こうは何もしてこないのではないだろうか。どちらも憶測にすぎないが、どっちみち地球人のプライドはもはや風前の灯であった。生まれる星を間違えた。星ガチャはずれた。そんなご先祖様達が聞いたら泣いてしまうようなことを皆が口にしていた。
それでも、地球軍としてはやはりこのままでは面子がたたない。やられっぱなしじゃムカつく。一矢報いてやりたい。窮鼠猫を噛むってやつだ。そんな意見をもとに地球軍司令部で一つの作戦が立案され、そして実行された。
これから皆様に紹介する物語のざっとした背景は以上である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます