黄色看板の中華屋
地下深く、迷路のように広がる巨大な都市がある。そして、そこに存在するメインストリートはどこも閉店した店が立ち並び、開いてる店はごく僅か。数少ない開いている店も、どこか怪しい雰囲気が漂い、迂闊には近づけない。まともにやっていて入れそうなのは、黄色看板の中華屋と呼ばれるかなり寂れた飲食店くらい。そこに入ればもちろん飯は食えるが、長居してはいけない。徐々に徐々に、精神がおかしくなって、後戻りできなくなるから。
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