俺式街復興Any%RTA

 俺式街復興Any%RTAはーじまーるよー!

 計測再開は魔法陣に乗りった瞬間から始まります。

 一周しましたが、装備、アイテム、お金は引き継げません。

 実績解除の特定は引き継げますが、有用なものは……無いです。

 この週のクリア状態が次週に引き継がれます。

 では二週目っぽくない二週目へ……イクゾー!


 伝説の骨とその後の稼ぎまでは前回の『俺式王道Any%RTA』まで同じです。

 それまでは時間がありますので、皆様のためにぃ……


 また自分語りをします。

 今回は何故レベル上げをするかを語りますね。

 他の世界でも転生者、転移者が居るからです。

 つまりは、他の世界で戦う可能性……いや、殺し合う事になります。

 そうですね、言い換えれば傭兵ですね、その召喚された世界の。

 いや、国と言うべきでしょうか?


 難易度低い所は魔王を倒すだけでいい。

 難易度が高くなれば、転生者や転移者が敵になります。

 ああ、この世界みたく、ゲームの様な世界ではありません。

 ちゃんとリセットも無いし、死んだらそれまで。

 んで――稼ぎが終りましたからここまでにします。


 それでは、破壊される前は最大級の街だった『サイゴノフッコウトーシ』に行きましょう。

 解説すると、ここを復興すると、俺が何もしていなくても、勝手に他の街を復興してくれます。

 ちなみに他の街とかは、所持金アップとか、経験値アップとか、姫様の好感度アイテムを買えるとか。

 何で一番金と資材がかかる最後が一番欲しいものなんだよ。

 愚痴っても仕方ないので、バックステップで向かいます。


「ふっ! はっ! ふっ! はっ!」


 途中で武器を振る事でバックステップは更に早くなります。

 さて、街に着いたら大金を払って復興支援しましょう。

 自分で資材を持ってくれば、安くなりますが札束で復興します。

 足らなくなったら、アイテムを換金して復興資金にあてましょう。


「ありがとうございます! 勇者様! この街が完全に復興した時に! 他の街を復興したいと思います!」


 お偉いさんに、感謝の言葉を述べられますが、バックステップでお返事します。

 このセリフを聞いたら、後は放置で大丈夫です。

 復興が終わると伝書鳩が飛んできます。

 それまで何をするかと言うと、次週のお姫様の為にお金稼ぎですね。

 また『救済島』へと向かいます、時間がありますので、皆様のためにぃ……


 先程の話の続きをします。

 今俺がいる場所、計測開始した場所を簡単に説明しましょう。

 異世界あるあるの冒険者ギルド、アレの神様バージョンと言えば伝わるでしょうか?

 困っている神の世界の依頼を受けて、転生や転移するのですよ。

 その中で依頼がかぶったり、滅ぼしてほしいとの依頼だったり。

 まあ色々とあるのですよ。

 

 で、俺は死にたくないから、ずっとレベル上げをしているんです。

 小馬鹿にされたりしますが、転生者も転移者も命は基本的に一つ。

 死んだら終わりなんです、説明しなくてもわかるでしょ?

 インフレが進んだバトル漫画状態なんですよ、ソシャゲでもいいですが。

 はぁ……インフレって怖いで――お、伝書鳩が来ました。


 さて、ここからはお金とアイテムを全て、姫様の好感度アイテムへとつぎ込みます。

 倉庫は最初の城下町にあります、そして実績解除特典で引き継がれます。

 では姫様の好感度アイテムを売っている場所。

 『オミヤゲン』へ……もう向かっているぅ! そしてつくぅ!


 またここからはただの買い物なので……皆様のためにぃ……

 っと思っていたのか? ゲームの世界じゃないのに、ゲームの世界ぽく在庫が無くならない。 

 つまりはいらないアイテムを売って、一度の購入で十分。

 さ、後はボスを壁抜けして倒すだけですね、向かいましょう。

 ぱぱっと骨で殴って終わり! 王様に報告して、俺式街復興Any%RTAは完了です。

  

 さて、拠点に戻ってきたらタイマーを一時的にストップです。

 実績報酬の『街最小限の被害で、魔王には壊されなかった』これは強いです、てか楽です。

 何と、魔王軍の猛攻に耐えて、反撃したという歴史に変えられます。

 実は今までの魔物は強かったのですが、弱くなるんです、四天王も弱くなります。

 では何故この世界の魔王を倒せなかったか? 異世界の勇者と姫の愛が必要だったんです!

 ラブアンドピース! さて、次週に備えて休憩しましょう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る