第6話 人生のテーマ“愛”⑥
皆様は、“ナンパ”をどう思ってらっしゃるでしょうか?
最近は、出会い系サイト? マッチングアプリ? などが主流で、ナンパなどしないのかもしれませんね。ですが、ネットだと画像を加工出来ますので、会ってから“え?”と思うことがあると聞きます。
ですが、ナンパでしたら、相手を確認してから声をかけますので、イメージギャップは(外見につきましては)ありません。そこがいいのです。まあ、外見で判断して声をかけるのですが、外見から好きになることも少なくないですよね?
結論を申しますと、僕は、ナンパも“出逢い”の1つだと思っています。一目で気に入って声をかけるのです。一目で気に入る人はそんなに多くありません。ビジュアルで惹かれてから、内面を知りたくなって口説くのです。そして内面を好きになれれば交際するんです。
僕はナンパから始まって真面目な交際まで進んだことがあります。結構、仲良く長続きしました。
ですが、“お茶のみに行きませんか?”とか“食事に行きませんか?”ではなかなか難しいということを学びました。なので工夫しました。駅で、
「財布を失くしたので、電車賃を貸してください」
「いいですよ」
「必ずお返ししますので、電話番号を教えてください」
これで電話番号をゲットしていました。
後は電話で警戒心を解いてもらって再会するので。
それから、人間関係においては、常にそうだと思いますが、女性を口説くときもやっぱり相手の言うことに反論しないほうがいいですね。
僕は、女性を口説くときは彼氏さんを褒めます。
もし否定したらどうなるでしょうか?
「彼氏いてるの?」
「おるよ」
「またダサイ彼氏とちゃうの?」
「そんなことないよ」
「どうせ恰好悪い奴やろ?」
「そんなことないよ」
「貧乏ちゃうの?」
「そんなことないよ」……。
大体こんな問答になります。
ここで肯定したらどうでしょう?
「彼氏さん、いるよね?」
「いるよ」
「やっぱりなぁ、あなたみたいに素敵な人やったら周りの男性が放っておかないよね」
「そんなことないで」
「すごく恰好いいんやろうなぁ」
「そんなことないで」
「金持ちやろ?」
「そんなことないで」
「スタイルもいいんでしょうね」
「そんなことないで」
「誕生日とかクリスマスとか、記念日にサプライズなことしてくれるとか?」
「無い、無い」
「大切にされてるんやろうなぁ」
「そんなことないで」
ここで、
「じゃあ、なんで付き合ってるの?」
と斬り込むのです。そこで、スラスラ答えられた人はほとんどいません。惰性で付き合っている方も多いのです。心に隙間のある方も少なくないのです。僕は、その心の隙間を埋めるという、卑怯な方法をおぼえたのです。
ではまた次回、よろしくお願いいたします。
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