第5話 昔の凡ミス
約10年以上前の話で
私はフルタイムでお仕事をしていました。
給料日だ!とお仕事帰りに
銀行のATMに寄りました。
楽しみにして待ち望んでいたんです。
本当に。
行列が出来ていました。
混んでいたのです。
当時の給料日は21日だったので
近辺の働く会社員の方々が
列をなしておるのです。
いざ、自分の番だと
通帳とカードを入れて、
ポチポチと液晶画面をタッチして
暗証番号を入力しました。
おろす金額ももちろんポチッとな。
やったー。
給料が入ってる!
と私は嬉しかったのでしょうか。
それで満足したようで
外に出ようとしました。
「あれ。」
私の後ろに並んでいた人が声を発しました。
「あ!!!!」
慌てて、操作していたATMに戻りました。
その行列の後ろの方に並んでいた同じ職場の
おじさまに
「おいおい、お金持ちだなあー!
銀行に来たのにお金を忘れるなんて。」
私はそれを言われて恥ずかしくなりました。
おろしたお金を財布に入れ忘れていたのです。
何も言わずに急いで立ち去りました。
後ろの人が親切でよかった。
黙ってとろうとはしていなかったので
セーフです。
親戚に銀行に勤めている人がいるのですが、
しっかり監視カメラでうつってるから
名前と顔は盗まれたら誰かすぐ分かるよと
教えられました。
穴があったら入りたいってこの事ですね。
うっかりミス、みなさんも
お気をつけてくださいね。
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