53.赤髪の司書手伝いと訳アリJKの関係性萌えを語る

空梅雨に咲く

葵枝燕様作(X:@aoietsubame27)

https://ncode.syosetu.com/n5373dz/

from文人 to晶

本とレッドジルコンのピンキーリング

※アクセサリー写真は近況ノートから

https://kakuyomu.jp/users/yamachi_s/news/16818093089196987697


 どのキャラクターの視点に立ったつもりで読むかで、何度も美味しくいただけるこちらの小説。ちなみにやまちは、陽子さん視点で白米数杯は行けます。若者たちのさわやかな青春の様子を間近で眺めつつ、可愛い甥っ子にエール送って、時には背中を押してあげられるなんて最の高じゃないですか?

 まあ、そんな陽子さんの視点に立てるのも、文人くんと晶ちゃんの初々しくももどかしい関係性があってこそなんですがね。文人くんの不器用ながらも真っ直ぐな想いと晶ちゃんの繊細な心の動きが、とても丁寧に描かれており、二人の関係性が少しずつ深まっていく様子は読んでいて微笑ましかったです(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)ニコニコ


 関係性を堪能するだけでなく、この小説では「人間関係」についても深く考えさせられたなと。他人とのコミュニケーションの難しさや、心の壁を乗り越えることの大切さ、そして、誰かと心を通わせることの喜び。やまちは作中で共感して頷いてしまう場面が多々ありました。

 また、舞台が図書館という場所であることもひとつのポイントなんじゃないかなと。静かで落ち着いた図書館の雰囲気が、二人の心の動きを際立たせているように感じました。…いいですよね図書館。やまちも学生の頃通い詰めたものです(特に素敵な出会いはありませんでしたが)。集団社会の中で一人でいることを咎められることがまったくない数少ない場所でありながら、本を読むという共通の目的を持った人たちの存在を感じ取れる場所。矛盾していますが、それを心の拠り所にしている方もいるんじゃないかなぁなんて。


 話がそれましたが、ラストのその後を妄想するのも楽しい作品となっております!文人くんと晶ちゃんの恋路を図書館本棚の影から見守ってみたいなぁという方は是非!


 さて、アクセサリーのお話をば。

 リクエストは文人くんから晶ちゃんへのリングのプレゼントです。終盤で晶ちゃんが文人くんを連れて彼の誕生日プレゼントを買いに行く微笑ましいシーンがあり、その逆でとのこと。

 リングを贈るくらいにまでふたりの仲が深まっていて嬉しい限りなのですが、あまりにもかしこまったデザイン過ぎても晶ちゃんが嬉しいながらも気負ってしまいそうだなあなんて妄想したりで実は結構デザインに悩みました。

 悩みに悩んだ結果、本と赤いストーンが巻き付いたようなデザインのピンキーリングに決定。ふたりの出会いの場である図書館と文人くんを彷彿させる真っ赤なストーンで構成しました。ストーンは『安らぎ』や『苦しみからの解放』の石言葉を持つレッドジルコンのイメージです。

 晶ちゃんが辛くなった時に力になってくれたら、同時に自分の味方である存在がいることを思い出してほしいという想いを込めて、文人くんが贈っていたらエモいなぁと妄想し制作した次第です。


 今回はここまで!それでは解散ッ!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る