44.黒髪の少年と金茶髪の少年の関係性萌えを語る

やさしいライオン

blueblack様作(X:@SinginGlass)

http://blueblack.r.ribbon.to/cgi/mtsg/mtsg.cgi?mode=view&no=76&id=blueblack

fromディ toレオ

いつか渡そうと思っていたヘアピン

※アクセサリー写真は近況ノートから

https://kakuyomu.jp/users/yamachi_s/news/16818093085456658717



 ほっこりせつない…そんな新ジャンルの波動を感じさせてくれたこちらの小説。

 自分もギリギリの生活をしているであろうに、雨の中路地で震えていたレオくんを拾ったディくん。そんなディくんに心からの信頼を寄せているレオくんもほほえましい。一緒に住む倉庫は決して快適な場所じゃないだろうけれど、ディがそばにいるからこそ、レオくんは安心して過ごせる。ふたりの絆の深さが伝わってきました。ホテルでの穏やかなひと時にもほっこり。…物語の背骨をへし折っていいならば、ふたりセットで保護して温かなスープでもてなしたいと思った次第です。


 さてほっこりパートが終わって切なパート…レオくんが家出少年になってしまった理由が気になるところではありますが、とにもかくにもふたりは離れ離れに。レオくんが教室や電車の窓から外を見るのが好きな子どもになっていたというのがもう切ない。また、もう顔もわすれかけているのに、髪の黒さだけはおぼえているというのも成長を感じつつリアリティがあるなあとしみじみしてしまいました。

 

 最後、ふたりの関係がどう終着したのかは、是非お読みになってその目で確かめていただければと思います。


 さて、アクセサリーのお話をば。

 作者様より「髪に関するアイテムで」とのリクエスト賜りましたので、悩んだ末にヘアピンに。

 黄緑の留め具に黄色の花を合わせたたんぽぽのようなデザインに仕上げてみました。少々子どもっぽいデザインですが、離れ離れになってしまう直前に「今度いつ前髪を切ってあげられるかわからないから」と思ってディくんが頑張って手に入れて、レオくんの髪が伸びてプレゼントする機会をうかがっていたら良いなぁなんて。そして、離れ離れになってしまった後もディくんがレオくんとの再会を信じて、ずっと持っていたらエモいなぁと思いながら制作しました。

 

 なぜたんぽぽにしたかといいますと、たんぽぽの英名は「dandelion(ダンデライオン)」で、花言葉が「幸福」「真心の愛」「離別」とレオくんとディくんの関係性を表すのにぴったりだなぁと思ったから。きっとレオくんならば着けこなしてくれることでしょう…。

 未来のふたりに幸あらんことを!


 今回はここまで!それでは解散ッ!!

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