37.愛を知らないバイオリニストと天才演奏家の関係性萌えを語る
歪みの旋律~わたしが愛を知るまでのレッスン~
実緒屋おみ様作(X:angenehm3588)
https://ncode.syosetu.com/n7294jf/
from貞樹 to理乃
歪み絡んだ五線譜のブレスレット
※アクセサリー写真は近況ノートから
https://kakuyomu.jp/users/yamachi_s/news/16818093083118125676
読み終わった直後の感想が、「昼ドラ枠で1クールやってくれないかなぁ…」でした。(ただ、知らべたら昼ドラ枠って2020年で消滅してたんですね…残念…)
月9枠でもいいんですけどね…何というか、登場人物たちの抱えるそれぞれの歪みを堪能するには昼ドラで思う存分どろっどろにやってほしいというか。
他にも主演誰にやってほしいとか、主題歌誰に歌ってほしいとか、まあ色々妄想が捗りましたね。現代が舞台の人間ドラマ小説ってこういう楽しみ方もあるんだなと。
隆哉
とにもかくにも、タイトルでは「わたしが愛を知るまでのレッスン」となっておりますが、恋愛関係以外にも師弟関係やライバル関係等々登場人物たちの色々な関係性を楽しめる小説でした。キャラクターひとりひとりについてもきちんと深堀りがされていたおかげで、置いてけぼりにされることもなく、感情移入もしやすかったです。
主人公の理乃ちゃんと天才演奏家の貞樹さんが、偽装恋人からきちんと『愛』を育んでいく過程も素晴らしかったですし、個人的には普通なら『愛』を知ったことで切り捨てて(下手したらスカッと要員にされて)しまうであろう隆哉に手を差し伸べ、更生させたところも評価されてしかるべきではないかなと。
『愛』をテーマにしている作品とだけあって、シリアスな描写や人を選ぶ(そもそもR15小説)シーンなども多々…ですが、この作品を構成するにあたってすべてが必要不可欠なのだとも感じました。
また、愛と同時に音楽の要素もふんだんに取り入れられており、吹奏楽やオーケストラなど音楽を経験してきた人はより楽しめる内容なんじゃないかなと。ゴリゴリの体育会系育ちのやまちでは、音楽要素を受け止めきれなかったのがもったいなかった…。(ラストの演奏会のシーンとか、一度でも言った経験があればより想像しやすく没入できたと思います…)
さて、アクセサリーのお話をば。
作者様からのリクエストは、貞樹さんから理乃ちゃんへのブレスレットのプレゼントです。
理乃ちゃん溺愛の貞樹さんなので、いつ何時プレゼントしたとしても違和感はないのですが、作中で個人的に「おっ…」となった部分がありまして…自主公演会のドレス選びのシーンです。理乃ちゃんは演目に合わせて紫色のアメリカンスリーブのシフォンドレスを購入しているのですが、その時に『装飾品は必要ない』としてるんですよね。
先述の通り音楽に疎い質のため、実際の演奏家の方々が通常どのようにされているかはよくわかっておりませんが(勉強不足で申し訳ない…)、大勢の人の前に立つというのに装飾品本当になくてよいのか理乃ちゃん、となった次第です。まあ主役はあくまでも楽器と音楽なので、必要ないと言われてしまえばそれまでではありますが…
そして、それを貞樹さんも感じていてくれればいいなと。特に貞樹さん理乃ちゃんから誕生日にもらったネクタイとポケットチーフを身に着けているわけですから、「自分も何か理乃に贈って、演奏会で身に着けてほしい」と思ってほしいなあなんて…次の演奏会の前にプレゼントしていたら喜びます、やまちが。
ブレスレットのデザインは、演奏会で着た紫色のドレス以外でも合わせられるようできる限りシンプルに。5本のワイヤーを編んで制作しました。五線譜がいびつに絡み合っているイメージで。流石にそれだけではさみしいので、邪魔にならない程度にト音記号のチャームを追加。ストーン付のものにしてちょっとだけキラッとさせてみました。
貞樹さんのことなので、きっとブレスレットを筆頭にこれからいろいろプレゼントしていくんだろうなあとも思いつつ…理乃ちゃんは一番最初に貰ったブレスレットをずっと大事にしてくれたらいいと思います。
今回はここまで!それでは解散ッ!!
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