26.監視官と監視官補佐の歪んだ関係性萌えを語る
監視官の歪んだ愛情/またはボクは如何にして心配することを止めて『キミ』を愛することを決めたか
大月クマ様作(X:@kuma_otsuki)
https://ncode.syosetu.com/n5088hr/
fromアト=ミックス toレディ
ダイリチウムのゴールドピアス
※アクセ写真は近況ノートから
https://kakuyomu.jp/users/yamachi_s/news/16818093079128273010
まず、世界観がとても秀逸だと感じた一作。人工生命体や合成生命体を兵器に使えないかと愚かな研究が進んだ挙げ句人の手に負えなくなり、各国で生物兵器の開発の制限と戦地での使用中止の協定が結ばれた世界が舞台。現実に置き換えると、生物兵器はいわゆる意思を持った戦闘爆撃機みたいなものでしょう…むふふ、ぞくりとしますね。
あと、個人的に魔法の使用限度がMPのような数値ではなく、魔法の源をマナニウム、マナニウムの受け皿をダイリチウムという形で描写していたのが世界観にもマッチしていてとても良いと思いました!
主人公のアト君は協定を反故にしている存在を暴き出す監視官。元殺し屋のレディちゃんとともに日夜監視の仕事に精を出す…そんな物語。
初手一発目に潜入捜査がバレそうになったという理由で人ひとり殺めてますが、そんなことは日常茶飯事なのかそのあとの物語進行と主人公ふたりのやりとりは結構軽いです。アンバランスさが個人的にいい味出しているなぁと感じた次第。私情は挟まず任務遂行が第一であるという彼らの立場がこれではっきりと示されているなと。
また、このアトくんとレディちゃんの関係性も単なる上司と部下でないところがこの話の面白いところ。アトくんはレディちゃん大好きですが(タイトル通り愛情の向け方は少し歪んではいる)、レディちゃんは全くそんなことはない。むしろ隙があればお命頂戴しにいく子です笑。灰色の髪に褐色肌の美女という容姿もやまちのどツボでした。一日一回だけというルールを律儀に守っていたり、なんだかんだアトくんが気になっていたりと今後の関係性の進展から目が離せないふたり組でした。アトくんの魔法とレディちゃんの体術とで任務にあたっていくアクションシーンは必見です。
さて、アクセサリーのお話をば。
今回はアトくんからレディちゃんへのプレゼントです。
レディちゃん何でも似合うと思うのですが、褐色美女にはゴールドのピアスを着けて欲しいというやまちの個人的な好みにより、ゴールド基調のピアスになりました。
ここからは妄想ですが、買ったのはアトくんだけど、選んだのはレディちゃんなんじゃないかなと。一日一回自分の寝首を掻かせることを許可しているあたり、アトくんはレディちゃんの意思を結構尊重していそうなイメージ。ただ、完全に自由なわけではなくて、自分の趣味嗜好でいくつか絞り込んだうえで「この中から好きなもの選んで!」ってやっていそう笑
レディちゃんは脳筋というか暗殺者一筋なところがあるので、武器になりそうなパーツがついたアイテムを選ぶんだろうなぁと。ピアスのゴールドチャームがちょっと鋭利な形をしているのはそれが由来です。
そのゴールドチャームと連なるグラデーションクラックビーズは、中途半端な量のマナニウムが入ったダイリチウムのイメージ。これ使ってレディちゃんをこっそりストーキングしていても良し。任務遂行中にうっかり自前のマナニウムが枯渇してピアスの方のマナニウムで状況打開したものの力加減間違えて壊してしまい、実はピアス気に入っていたレディちゃんからぶん殴られても良しです。
今回も妄想が大変捗りました。ありがとうございますm(_ _)m
それでは解散!
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