6.底抜けに明るい男と儚げな男の関係性萌えを語る
豪釉の夜、絆の灯火
液体猫(299)様作(X:@caTnOnikUQ2)
https://kakuyomu.jp/works/16817330668003454084
from爛 梓豪 to全 紫釉
未来を誓う白月の簪
※アクセサリー写真は近況ノートから
https://kakuyomu.jp/users/yamachi_s/news/16818093075368298436
本エッセイ初BL作品です。(注:やまちは雑食なのでNLBLGL何でも美味しく頂けます)
一言で表すならば、BLあり魔法あり幽霊あり子育てあり謎ありの色んな要素が詰め込まれた良い意味でのごった煮中華風ラブコメです(全然一言じゃない)。
以前の企画にてふたりの親世代のお話を読ませていただいていたのですが、そちらに比べるとこちらはかなりライトな雰囲気でした。どちらにも違った面白さがあり、ヘビーな作風とライトな作風とを書き分けられる作者様の技量が光ってます。
まず、タイトルの底抜けに明るい男×儚げな男というのは小説の概要欄から拝借したのですが、とりあえず言いたいのは「真逆なふたりの組合せって萌えるよね」ということです。ひとりひとりでも二度美味しい、カップルとしてみることで三度目の味わい……ふたりの心理描写がしっかりと書かれていたことで大変美味でした、ありがとうございます。あと初手朝チュンのアッパーカットも最高でした。重ねてありがとうございます。
話数が進むごとに深まっていく二人の関係性に何度も悶えさせてもらいましたし、個人的にはちょうど私が子育て中という事もあって、ふたりが赤ちゃんのお世話に四苦八苦するところに非常に共感しました……子育てあるあるだなぁと。
人によって共感する場面や印象に残る場面が違う良作だと思います。
さて、アクセサリーのお話をば。
ネタバレとなってしまいますが、最終話でふたりは改めて結ばれ未来を誓い合います。
その約束だけでも十分ですし、見ているこちら側からとしては尊み青天井なのですが、梓豪の性格的にこれで良しとはしなさそうだなぁと。エンゲージリングのような形のあるものをちゃんと贈りたい&「阿釉は自分のものだ」と周りにアピールしたいと考えるのでは?と思ったわけです。
中華風という事なので、郷に入っては郷に従え……アクセサリーも中華系の文化風習に則りました。
調べたところ、古来中国での誓いの品の一つに簪がありました。
男性が愛する気持ちを思い人に伝えるときは、簪を買って相手に贈るそうです。
梓豪の紫釉に対する第一印象が日に透けるような薄い銀髪で、髪に関するものがいいかなと思っていたので、丁度良かったです。
デザインも中華風を意識しました。
月のメタルパーツはふたりの子である「白月」を赤のストーンと黒のシャンデリアビーズで梓豪をと作品のように色々な要素を詰め込んだ簪にしてみました。
赤い菊結びのパーツは運命の赤い糸のイメージです。そして、運命の赤い糸も中国発祥の伝承でした。このふたりに使わないわけにはいかないなと。
色んな要素が噛み合ったアクセサリーが作れたのではないかなと思います。
この簪で髪を結って微笑む紫釉とそれを絶賛する梓豪(うなじに釘付けだと尚良し)を妄想したところで、締めとさせていただきます。
それでは、解散っ
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