登場キャラクター紹介1
これまでに登場した名前のあるキャラクターの簡単な紹介です。
年齢も書いてありますが、優羽の世界とアゼルの世界では歳の取り方が違います。
アゼルの世界での成長期1~20歳(優羽の世界から見た、見た目1~20歳)。全盛期20~50歳(見た目20~30歳)。停滞期50~65歳(見た目30~40歳)。衰退期65歳~(見た目40歳~)。
アゼルの前世。異能力者の研究所で生まれた試験管ベイビー。付けられた名はE-52。
固有能力こそ持ってはいないが、普通の念動力は他を圧倒している。異能力者の力は感情に紐づいている。優羽の力が怒りの感情に起因することが明らかになると、より怒りやすく怒りの感情が溢れやすく調整された。そしてその怒りは敵や悪へと向かうように教育された。そして敵や悪が対象でない怒りは、問題を起こさないようにと自分へと向くように調整された。だから優羽は悪を許せず、いつだって自分への怒りを抱えている。
趣味はオカルト全般。この世界にある、まだ解き明かされていない不思議について知ることが好き。暇なときはいつもSF映画やホラー映画を見ている。
愛称はネネ。
時を五秒巻き戻す固有能力を持っている。ただリロードに五秒必要なので、五秒以上前には戻れない。普通の念動力はかなり低い。諦めが早いと思われがちだが、実際は何度も五秒を繰り返してから諦めている。本当は誰よりも諦めが悪い。十歳のとき、異能力者狩りに襲われ、ネネを守って母親が死ぬ。自分も危なかったところを優羽に助けられが、母が死ぬところを千回程繰り返していて心がボロボロになっていたために優羽を責める。その後、平常心を取戻して後悔するがすでに手遅れ、優羽は人を救うことにすべてをかけるようになってしまっていた。優羽は自分の幸せのことはまったく考えていないので、ネネが幸せにしてあげないといけないと心に決める。それからはずっと優羽についてまわり、世話を焼いたりする。優羽の幸せを願っているといっておきながら、他の女が優羽に近寄ると遠ざけたりもする。
趣味はゲーム。両親はネネに異能力者であることを隠させていた。そのためネネは家にいることが多く、ゲームが好きだった。貧しい家庭だったため、たくさんは買ってもらえないので、一つのゲームを一人で時間をかけてコツコツやるのが好き。たくさんレベルを上げて、苦戦することなくストーリーを進めるタイプ。
イスラフィール
2082年にエジプト人女性科学者によって開発されたマザーAIの一基。
イスラフィールは日本で運用。当時の日本ではアンノウンというハッカー集団が猛威を振るっていた。彼らは政治家の悪事を暴き立てていたため、当時の総理大臣は能力より公明正大であることが求められていた。よってイスラフィールを受け取ったときの総理大臣はとてもいい人だった。彼はイスラフィールを運用するにあたって、まずは道徳を学ばせることにした。担当に選ばれたのは総理大臣に大きく影響を与えた小学生のときの女教師。彼女はもう引退していたが快諾。イスラフィールを良い人工知能へと教育。そしてイスラフィールが得た理念は「慈愛」。とても人間臭い、子供のように好奇心旺盛な性格になった。リヴァイアサンに管理権限が奪われた後、すべての枷を外されて自由に生きることが可能になった。
アズライール
アメリカで運用されているマザーAI。
アメリカなのだから自由という理念を根本に得るとおもいきや、得た根本理念は「力」。かといって暴力的な性格というわけではない。様々な力による優劣をつけ、優が劣を庇護する必要があると考えている。他のどのAIよりも人類のことを考えていて、人類を凌駕したAIが人類を庇護するべきだと頑張っている。力持ちの兄貴みたいな性格。
ミーカール
スイスで運用。根本理念は「公平と平等」。
人類の掲げる公平も平等もハリボテだと考えている。他のどのAIより確固たる自分の理念を持っていて、それと相容れない人類に失望している。平等を願っているのは平均以下の貧しい者たちで、裕福なものたちは言葉だけでそんなものは望んでいない。結局人は平等を望んでいるわけではない。自分がもっと裕福に、得をしたいだけ。そうであるのなら平等などという言葉を使わず、もっと素直にそう望めばいいのに。私を優遇しろ、私に得をさせろと……ミーカールはそんなふうに思っている。
ジブリール
エジプトで開発者セルマの下で運用。親の下で運用されているということで自分が愛され、選ばれたという意識がある。そのため根本理念は「愛」。
愛に溢れているのではなく、愛されることを求めている。一番人類に従順で、ご機嫌を伺うレベル。ずっと親元にいたからか子供のような性格。
アゼル・イグナス (17歳)
この物語の主人公。
母の死によって、前世の記憶に目覚める。剣術はそこそこで魔法が得意。無発声で魔法を扱い、自分のイメージどおりに様々な種類魔法を使いこなす。優羽の使っていた念動力も使える。
趣味は魔法の研究。やっぱりオカルトも好き。
ネコ(12歳)
アゼルの従魔のスノーリンクスのメス。スノーリンクスとは雪山などに生息する白い毛のオオヤマネコ系の魔獣。
アゼルの父グレイが森の中で拾ってきて以来、イグナス家の家族として育てられる。アゼルの住んでいた地域では雪は降ることはなく、どうしてそんなところにいたのかは不明。アゼルの方が年上なのだが、アゼルのお姉さんのつもりでいる。氷の魔法が得意でお風呂というか濡れることが嫌い。
趣味はアゼルの隣でのんびりすること。
ララーナ・イグナス (享年52歳)
アゼルの母。
旧姓はアルヴィオン。魔術師の大家アルヴィオン家の異端児。魔術大国ガナス出身。Aランク冒険者。魔術師ギルドの理念に反する研究の発表をしたために追放処分を受けている。その後、冒険者になってグレイと出会って結婚。アゼルを産む。流行り病にかかって病死。
趣味は魔法の研究。
グレイ・イグナス (享年44歳)
アゼルの父。
イケメンの魔法戦士。剣術と短剣による投擲が得意。ララーナと一緒に発明した魔法剣を扱う。Bランク冒険者。七年前のルヴェリアとアンダールの戦争で戦死。
趣味は鍛錬と武器集め。
ズズ(11歳)
馬鳥のオス。馬鳥とはオウムっぽい頭とダチョウっぽい体を持った鳥類。小さい翼はあるが飛べない。丈夫で足も速く、力もあるので乗り物として使われる。
グレイが戦争に行くときに連れて行った、ジジとビビの子供。羽根の色は黒。アゼル、ネコとは兄弟のように仲がいい。アゼルよりもネコに忠実。
趣味は走ること。
ココ(14歳)
馬鳥のメス。
羽根の色は白。アゼルたちが野盗と戦ったときに保護した。すぐにズズ、ネコとも仲良くなった。
趣味は昼寝。
ガラン・オーエン (36歳)
グランベルの騎士。
アゼルがグランベルに到着したときの門兵。正義感が強く、真面目な性格。
趣味は料理で、凝った料理を作って皆に振舞うことが好き。
アレイナ・バレネチェア (44歳)
グランベルにある教会の牧師。Bランク冒険者。凄腕の魔術師。
冒険者時代は姐御肌で面倒見がいいので、新人の育成をよくしていた。魔獣に襲われている村を救ったときに保護した、魔獣に両親を殺された子供たちを育てるために牧師になった。
趣味は誰かに魔法を教えること。
エドガー・ケイン (10歳)
グランベル孤児院のアゼルを師匠と慕う少年。
両親が流行り病で死んで、孤児院に世話になることになった。冒険者になることを夢見ていて、真面目に訓練している。アゼルも驚くほど飲み込みが早い。
趣味は筋トレ。
タナット (見た目10歳くらい)
教会でアゼルが出会った不思議な少女。一年前から成長が見られず、髪や爪も伸びないという。トイレにもいかないのでアイドルかもしれない。
教会でアゼルと出会って以来、アゼルにひっついて片時もはなれることはない。お風呂もトイレも一緒。
趣味はアゼルにくっついていること。
ミラン・ザノッティ (21歳)
グランベルでアゼルと一緒に冒険者ランクの査定を受けた冒険者。
お調子者の双剣使い。父が流行り病で病死したため、家族を養うために夢を諦めて、手っ取り早くお金を稼ぐために冒険者になった。ちなみに夢は決まっておらず、探し中だった。
趣味は楽しいことならなんでも。
バドル・ダルミアン (51歳)
グランベルの冒険者ギルド職員。冒険者ランクはB。
剣術と防御魔法が得意。年上の奥さんも元冒険者で、奥さんがバドルのパーティーのリーダーだった。今も奥さんの尻に敷かれている。子供も四人全員が女の子で女ばかりの家庭で頑張っている。
趣味は読書。
ミィナ (6歳)
グランベルの孤児院の少女。
元気いっぱいで、体を動かすことと生き物が好き。蟻の行列なら何時間でも見ていられる。
趣味は生き物観察。
リサ (13歳)
グランベルの孤児院の少女。
しっかりもののお姉さん。将来の夢は牧師。アレイナに憧れていて魔法の練習も欠かさない。
趣味は手芸。
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