現代日本魔導大戦

雪風っ!

第1話 幕開け

青い海を見ている…


ここは日本列島の南、沖縄県の波照間島。一人ぶらぶらと旅行がしたくなったからはるばる神奈川県から来たのだ。そしてこの島から見れる南十字星と海の綺麗さに酔いしれていた。

そんな私は「佐藤 なおと」といういたって普通の高校二年生男子だ。旅行好きでここにも自分のためたバイト代で来ている。まぁうん十万かかってるけどこのきれいな景色を見たらそんなのどうでもよくなった。


その日は民宿に泊まって明日の朝に那覇市のほうに戻ろうと思っていた。

しかし、宿に戻ろうとしたとき、事件は起こった。


「バケモノだぁぁぁ!」

そういいながら島の人々は逃げていた。あわてて人が逃げてきた方向を見てみると、そこには大火災が広がっていた。その火災を見て自分もはしって逃げたのだが、一つ気がかりがある。なぜ島の人がバケモノだと叫びながら逃げていたのだろうか。それだけ気になりながら走っていた。しかし、運動神経が悪く体育の評価もズタボロな奴だから火事場の馬鹿力を発揮したとしても到底島の人より遅く、

「邪魔だ!どけ!」

と言われて突き飛ばされて転んでしまった。はやくまた立って逃げようとしたとき、見えてしまったのだ。それは空中に浮かぶ巨大な空間の裂け目のようで、そこからモンスターが大量に出てきた。それを見て血の気が引き早く立ってまた走りだそうとしたら…

「スリーパー」

というかわいい声が聞こえた。それを聞いた瞬間、私は眠るように倒れてしまったのであった。


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「ニュースの時間です。本日、沖縄県の波照間島にて、大規模な火災が発生しました。目撃者によると、『化け物が火を出して燃やしていた』と話しております。この事件で神奈川県在住の高校生が巻き込まれ、行方が分かっていません。警察は行方不明者の捜索を行いつつ、大規模な放火事件として慎重に捜査を進めているとのことです。なお、現場となった波照間島の周辺は現在強い波が発生しており、警察は未だ島に上陸できていないということです。」

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あれからどれだけの時間がたったのであろう。ふと目を覚ますと、青い空が広がっていた。それを見た瞬間さっきまでの火災のことを思い出し、逃げようとした。


しかし、何をしても下半身がいうことを聞かないのである。不思議に思っていると…

「あ、起きました?」

と、遠くからと同じ声がした。

なんとか首は動かせたので声のする方向を向いてみる。

するとそこには、短髪でアニメとかによくある魔法使いの服を着ている美少女がいた。一瞬思考が停止する。

「いやー朝になっても起きないからどうしたのかと思いましたよ~!」


いやこれどうなってるのぉぉぉ!?!?!?

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