“わたし”という人間

白玉春花

まずは、“あなた”へ感謝を送る

このページを開いてくださったあなたは、

わたしの世界の中の数少ない英雄になった。


こんにちは、わたしの英雄さん。


どうも、英雄さん。


わたしを、見つけてくれてありがとう。





きみは、わたしを認めてくれるだろうか。



わたしは、自分を語ることが大好きだ。


わたしに話に、「おお」と思ってほしいし、「それで!?」なんて反応をもらうと口角が下がらないだろう。



昔から妄想をしたり、物語の世界に入り込むのが好きだ。



朝の会の後に読書をすると、そのまま一限目に入ってしまう。


昼休みは友達とおしゃべりすることも好きだったが、それ以上に誰も居ない図書室で山田悠介さんの本を読むことが大好きだった。


山田悠介さんといえば、リアル鬼ごっこが代表作になるだろう。

あの作品は神だ。そして、作者も神だ。





本は、集中すればするほどのめり込む。




わたしはその感覚が大好きなのだ。



韓国ドラマのように、今この場にゾンビが湧いたらどうなる?

某テレビ番組が隠し撮りをしていて、超人気俳優が先生をしていたら?

どこぞのヤンキーがクラスに入ってきて、わたしがそいつを一撃で倒したら?




始めれば無限に広がる世界



この思考を科学者や頭のいい人が持ってしまえば、人間は絶滅してしまうだろうなと思う。


わたしは頭が大して良くもない、偏差値50以下の定員割れした高校出身である。




突然だけど



人生100年時代と言われるこの世界で、

5分の1を過ごしたわたしは


エッセイというものを読んだ事がない。




ただ、自分のことを文字にしたい、誰かに読んでほしい


スマートフォンに教わったのが、エッセイというジャンルだった。



お偉い人に読まれたら、鼻で笑われるだろう。



字や、表現が拙いと、ただの字列だと。



ただ、きみに覚えていてほしいのは、わたしはただの凡人だということ。



有名文学者が度々言ってきたであろうセリフだが、わたしは本物の凡人なのだ。




誤字脱字や言い回しの拙さに気づけば、のほほんと笑ってくれたら嬉しい。



わたしはわたしのペースで、きみに少しでも開いて良かったと思わせたい。





そして、こんな呑気なことをダラダラと行える環境に感謝をしながら



わたしは、“わたし”を紹介しよう。

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