隣の席のマドンナと毎朝会っていた件

@trick-kei

第0話・・・好きな人

ガタンゴトン    ガタンゴトン

 揺れる電車の中で僕は一人の女の子をスマホを見るふりをして見ていた。

髪はボサボサしていて、目には眼鏡をしていて、鼻と口は本で隠されていて、

姿勢は猫背で、服装は僕と同じ学校の制服で、そんな彼女に僕”水上泰雅”は

恋をしていた。きっかけは、本で隠されていた鼻と口が見えた時だった。

そんなことを考えながら学校に向かった。

 

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