第2話
「春さんはその問題についてどう思っていますが」
「私の場合は、彼との関わりは薄く、虐められて居る空気間は確かにありましたけど、ここまで酷いとは大変ショックでした」
「・・・そうですね。やはり虐めは良くありませんよね。春さんが虐めた証言が出てなくて安心しました。」
________
あと二ヶ月で高校は終わる。
テレビは春の虐めに関してはこのように流した。
あれから、事務所から謝罪が来て、今回のこと反省して居ることを伝え来た。
事務所側は金を出して口封じもしたいだろうが、違約金は断り来ないだ春さんに話したことをまんま伝えた。
「・・・優・・・ご飯出来たって」
「・・・わかった」
事件の後、姉の彼氏だった、ヒロは警察に捕まった。
本当は姉も警察に捕まってもおかしくないくらい、姉とヒロには傷跡を残された。
だけど、流石に小さい頃の姉との思い出が、よぎり姉は逮捕しないようにお願いした。
「・・・優、今月のお金ね」
「・・・うん」
事件から俺にも金を渡すようになった。
両親は完全に姉のことばかりで、俺にはお金は必要ないと理由で使わせて貰えなかった。
携帯とか証拠機材は全てバイトで買ったものだ。
「・・・優、私からもお金」
「・・・いいよ。それは」
姉も事件のあとに反省したのか、それとも俺がまた訴えるのが怖いのかわからないが、お金を渡したがる。
「・・・でも、」
「いいって。本当に」
何より、姉のお腹には子どもいるし・・・
貰えるかよ、もうすぐお母さんにもなるにさぁ
「・・・じゃあ、俺学校に行くから」
「いってらっしゃい」✖︎2
早く、こんなゴミのような家を出たい。だけどお金も無いし頼れる人もいない。
「あー、辛い」
________
学校に着くと、一気に俺に視線が集まる。
クラスメイトは俺がいつ訴えるかわからなくて怖いのだ。
今教室にいるメンバーも、既に退学所が、捕まってもおかしく無い証拠はある。
だから、姉妹や兄妹やいる等の理由で訴えられなかっただけなのだ。
それにしても、クラスは静かになった。クラスで特にうるさかったやつが消えたことと、俺にまた陰口を叩いて居ると思われたくないのだろう。
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