異世界ガチャガチャ巡り〜カプセル開けて最強に〜
まよねーずつー
第1話 あなたは家から追い出されたらどうしますか?
この世界の人類は生まれた時点で人生が決まる。
そして、その常識を覆す者の物語である。
「おはようございますサム様お食事の用意は出来ております。」
「ありがとう今行くよ。」
「承知。」
俺はサム・グラトニアだ今日12歳の誕生日を迎える高位貴族の息子だ。
この世界は12歳の誕生日を迎えると1人1つ職業という力をもらう事ができる。
残念ながら誰もが平等の力をもらうことができず、これで人生が決まると言って
も過言ではない。
そして俺はその職業をもらう日、できれば上位職業がいいなあと思っている。
上位職業とは例えば<豪剣士>や<魔道士>を指すものでその下位の職業は<剣士>、
<魔法使い>であるコレらの職業ならば生活に難は無いが、
農民などの非戦闘系の職業とかだったら嫌だなぁ。
「おはよございますお父様。」
「ああ、起きたか今日は我が息子サムの職業をもらう日だ。
私の職業は剣聖だからな、その息子はさぞかし良い職業を貰うだろう。」
この人は俺のお父さん、グラム・グラトニアだ、
お父さんは普段は優しいが家の名を汚す事は断じて許さない人である。
「必ずそうなるでしょうねぇ」
そしてお淑やかで美人さんの俺のお母さんヴィリー・グラトニア、
いつも穏やかで俺にとってはとても良い母だと思っている。
「絶対そのはずですわぁ。」
んでこの人は一応俺の義妹で今日12歳になるチャーム・クダーマ、こいつの両親
はチャームが物心つく前に他界してしまい誕生日、年が同じで親同士、仲が良か
った事でうちが引き取ったらしい。
・・・・・ここはひとまず流れにのったほうがいいな。
「僕もそんな気がします。」
♢♢♢♢♢♢
「今からあなた達に神から職業を与えて貰います。
祈りを捧げて下さい。」
俺達は今教会に来ている本来なら祈りさえすればどこでもいいのだが、
教会で祈るといい職業が貰えるという・・まあ言い伝えみたいなものだ。
「「我の道は神と共に。」」
「おお!?」
なんか体が光ってるけど、コレはいいってことかな?どうか俺に希望の光を!
「・・・い。」
「おい!」
「ふぇあ!?」
「終わったぞ早くステータスを見せなさい。」
「全くサムったらいつまで祈ってるんですか?」
「すみませんお父様少々考え事を」
「そんな事より早くステータスを見せなさいよぉ、
とびっっきりいいのに違いありませんしぃ。」
「はい・・・・ステータスオープン!」
この言葉は自身の職業やステータス(筋力値など)を表示する板を出現させる合言葉み
たいなものだ。
12歳になるまではどこもそう大差はないが職業を貰うことによって大きく変わって
きたり、新しいステータス値が手に入ったりする。
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サム・グラトニア 12歳
Lv1
職業
<ガチャポン使い>
スキル
<ガチャ召喚>
ステータス
筋力12
俊敏力5
守備力6
魔力0
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ま?
ガチャポンってあのお馴染みの?
そう、何を隠そう俺は前世の記憶がある。
その世界にいた頃は地球と言う星の日本に住んでいて、
ある日事故で死んだ事をきっかけにこの世界に高位貴族の息子として生まれた。
「おいサム!なんだその職業は!!ステータスも前と変わらないじゃないか!」
はぁ〜・・なんでこんなよりにもよって変な職業何だよ。お父様の逆鱗に触れるのが
一番嫌だったんだけどなぁ。
「まぁまぁまだスキルを使ってみないと分からなしそう怒らないでください。」
あぁお母様今僕からみると後光が差している。
ま、眩しい。
「っフンじゃあ使ってみろ。」
「スキル<ガチャ召喚>!!」
スキルというのは職業を貰った際に最初は1つ貰える技?みたいなもので様々な種類
がありLvを上げれば新しく手に入ったりもする。
ポンッ
目の前には僕にとってはお馴染みの物が出てきた。
「なんだぁ!これは!」
「どうやらあなたは落ちこぼれだったようね。」
こんなどす黒いお母様の声初めて聞いた。
「お母様まで・・」
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