アフロが踊る
影神
そのアフロ、踊る
「イェア!カモォン!!
アン!イェエ!オン!」
そこで、彼は。
いや、アフロは!
"踊っていた"
男「ちきしょう!!
何で俺達は踊ってんだ!??」
男「いや。分からねえ!
何だか知らねえが、勝手に身体が動いちまう!!」
男「くそっ!
こいつは、、"能力者"だったのか!!」
「イェア!カモォン!!
アン!イェエ!オン!」
『むかーしむかし。
あるところに。
だいまほうつかいでもなければ。
すごうでのゆうしゃでもない。
ただの、【あふろ】がいました。
そのあふろは、きみょうなかっこうをしていて。
かれがおどりだすと。
なぜかみなもおどりだしてしまうのです。
しかし、そのおどりをおどったあとには、
みなのなかから、くるしみとつらさが。
きえていました。
みなはいいあせをかき、きもちがやわらぐと。
いっしょにおどったものたちとなかよくなりました。
さっきまであらそっていたものも。
けんかしてしまったものも。
びょうきでねこんでいるものも。
からだがふじゆうなものも。
みんな、みんな、げんきになりました。
それは、にんげんだけではなく。
どうぶつやしょくぶつ。まぞくだって。
みんなみんな、
あふろはげんきにしてしまったのです。
きょうもきっと。
このせかいのどこかで。
へいわのために。
みんなのために。
あふろはおどっているのでしょう。
あふろのおかげで。
いのちあるものたちはいつまでもへいわに。
なかよく、くらしましたとさ。』
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