私の人生に一つでも多くの詩を

神谷カラス

なるほど自分の人生において彼らがとても大切であったのだ。


私は一人では窓も開けられないほどなまけものである。


家の中の淀んだ空気の中に彼らは心配そうに私を見ている。


生きていたときは見せることのなかった表情だ。


違う。私は彼らの顔をまともに見ることができなかったのだ。


見る必要も無いと思って、無視していた。


それが偏った結論だとしても、今、現在そう思っているのなら、


私の心の空想はそちらへ向かっていく。


最近空気を換えることを覚えたよ。水を変えることと拝むこと、


そして彼らと私達とに祈ることの他に少し成長することができたよ。

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