救星天使人~宇宙をめぐる騎士物語~
仲沢喜祐
プロローグ
星暦2695年、第六次星団戦争が終結。
戦争はみな一様に悲惨である。あまたの命が失われ、いくつもの星が姿を消した。
二度と繰り返さぬようにと政府主導のもと星団全域で厳格な身分制度が設けれる。政治、文化や思想の主導権を握るのは知的で精神的に優れているとされる宇宙人。
戦争の原因となった地球人の身分は、最低階級に位置づけられた。彼らに人権は与えられない。生殺与奪の権は階級の上のものにゆだねられている。
居住地や文化、命さえも一方的に奪われてきた。できることといえばただひたすらの逃避。
彼らは各星々へと離散した。
危険のない理想郷を求めて、虚空の海を船で駆ける。
なにかに導かれるように。
永い
――そして、二千年のときが流れる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます