第46話 思い出
?さん(あなたは誰?)
そう脳内に声が聞こえた。
一瞬びっくりしてしまった。
でも、聞いてきた事を答えないと!
そう思い、俺は声に出す。
あやさん「…俺は深山 綾(ふかやま あや)って言います。じっと見ていてごめんなさい!」
また脳内に声がした。
?さん(あや、いい名前ね。いいのよ、気にしてなんてないわ。)
ニケさん(そういえば名前言ってなかったわね。わたしはサモトラケのニケ…だった気がするわ。)
あやさん「だった気がする?」
ニケさん(ごめんなさいね、曖昧で分からないのよ)
あやさん「それなら…ニケさんって呼んでもいいかな?俺すごく会いたかったんです!」
嬉しいわと言ったその後、ニケさんが思い出を話してきた。
わたしは色んな船に飛んだわ、西へ東へ勝利を告げに。色々な国々の人達がいた。色々な戦いもあった。でも見守る事しか出来なくて。
それで、わたしの生首は、どこかにいってしまった。このなりだから、外へ探しに行けなくて、立ちつくしてたら、あなたに出会ったのよと、そうニケさんは私の脳内に言った。
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