第36話 黒い生き物の正体

そして、例の黒い生き物を探しに、山月の森に向かった。


ザッザッ…ザッ…、木々をかき分け、土の道を踏み、歩き進める一行


●橘(たちばな)さん

「ここまでの道のりは遠いなぁ」

○高橋さん

「そうね」

○林田ちゃん

「例の生き物は、ここのはずだから、もう少し頑張ろう?」


森の中を進み、歩いていると泣いている声が聞こえた、3人は、声のする方へと、向かった


ーーー満月の夜


森にある木々達が、ゴゥゥゴゥゥと、音が聞こえ、そこに1匹の黒い九尾の狐が、1人悲しくそうに泣いていた


○泣いている黒き九尾の狐

「…どうして、お母さんは私を見捨てたの?毛の色が違うから?顔に引っ掻き傷(ひっかききず)があるから?しっぽが多いから?…お母さん…グズッ」


ガサガサ…ガサガサ…


○泣いてる黒き九尾の狐

「ひゃあ!!?だ、誰!?そこにいるのは!!」

●橘(たちばな)さん

「おおぉ、この子が例の黒い、九尾の狐か?」

泣いている黒き九尾の狐

「なんでこんな所に?あなたは、誰なの?」

●橘(たちばな)さん

「俺は橘(たちばな)。よろしくな!」

○高橋さん

「私は高橋よ。よろしくね?」

○林田ちゃん

「僕は林田だよ。よろしく。」


彼女は(九尾の狐)は3人の名前を聞いた後に、私の(九尾の狐)話を3人に話した。

とても悲しい話を…



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