全能の魔術王【1900pv達成】

鋼音 鉄@高校生

ラスボス設定集 1

世界情報

この小説の舞台である世界の元になった世界、『心臓が宿る月』という乙女ゲーム(もちろん現実にないゲームであるが)が元となった世界である。いわゆる、並行世界、二次創作世界と言われる類の世界だ。


二次創作の世界というだけあって、この世界は原作世界心臓が宿る月の世界よりも隔離している世界だ。転生者がいる時点で今更であるが、原作で死ぬはずだったキャラたちが生存をしている。


※この転生者の単語の意味は、生まれるはずではなかった者に別世界の記憶と魂が宿ることを言う。なので、元々生まれるはずだった命に別世界の魂と記憶が宿るスザクのようなタイプは別である。


キャラ紹介 


グリム・テスタロッサ(基軸)(幼年期)(無月態)

レベル?→25(最終)

一番に運命が変化したのは、この作品の主人公であるグリム・テスタロッサ(神名・ニーズヘッグ)が一番大きいとも言えるだろう。原作世界__これからは基軸世界、略して基軸と呼ぶ__ではラストボスであり、一定の間のみ世界を黄金に変えようとする『ザ・ゴールデン』の傀儡人形であった。


今作のように教師をしていなければ、ヴリアルケルンと深い関わりにもなっていない。いや、ある意味なってはいるのだろう。深い深い因縁に包まれた怨敵という憎悪と敵意しかない深い関係に。


原作のグリム・テスタロッサは、家族のために戦ったのは今作と同様であるが、それから先が大きく違う。ミカ、クミ、ウェルトという潤滑油がいないことで親子仲はギスギスし、コミュニュケーションもうまくいっていなかった。


それでも愛してくれていると疑う感情を抑え込んでいたが、その時に事件は起きた。数少ない大切な人が、ヴリアルケルンのメンバーによって殺害される最悪な事態となってしまった。


『ザ・ゴールデン』との抗争をその時から少しずつの状態であるが、発生していた。そして、その影響でイノセンスとフィナが『ザ・ゴールデン』の関係者だと推測するようになり、殺害に至った。真相は、ヴリアルケルンの方であったのだが。


それあら数年の月日が経ち、両親を殺害した者を殺したグリムは、ヴリアルケルンの崩壊のため、学園に潜るのであった。


グリム・テスタロッサ(基軸)(少年期)(新月態)

レベル32→63(最終)

伯爵家の爵位を継ぎ、学園に入学してから三ヶ月程の姿である。唐紅だった髪と瞳は月が浮かばぬ暗黒の夜へとなり、生気は消え伏せていた。その瞳の奥に映るのはヴリアルケルンを滅ぼしたい復讐心のみ。


その復讐心を利用され、『ザ・ゴールデン』を裏から操っている神、レートニアから肉体を改造された姿である。今作のように天災としての進化ではなく、憎悪の大きさで強くなるという独特な進化を進んだ怪物となっていた。


常にヴリアルケルンに憎悪を抱くグリムにはピッタリな状態であるものの、今作の天災状態には及ばない。どれだけ性質が合っていても、本質が合っているのは天災であるから。


そんな新月態のグリムであるが、この状態ならギリギリ攻略対象である(ギリギリ、ここ大事)。新月態が悪化すると好感度ゲージは消え去るが、新月態のままであるのなら好感度ゲージはある。攻略できたとしても、グリムの過去を知れるだけ。話が終わったら、その部屋に毒を撒かれ、殺されてしまうBAD ENDになるのだが。


グリムガチ恋のリトライ勢から運営へ文句が出るのは余談である。


グリム・テスタロッサ(基軸)(青年期)(繊月態)

レベル85→132(最終)

さつまいも大合祭の際、『ザ・ゴールデン』の幹部と共に学園に襲撃を仕掛けた姿である。暗黒だった髪は左前髪を中心に金色のメッシュが発生しており、瞳には小さな月のハイライトが生まれていた。


大きく変化したのは見た目だけではなく、肉体や能力面も。身体能力や魔力、強化幅も上昇し、一定の感情が心の中に発生することで強化される条件も緩和され、憎悪から悪感情に変化した。


そして特殊能力も新月態と比べれば増えており、周囲に影響を与える能力が多くなっている。地面一帯を闇に落とす泥沼化。岩や木々に特殊な魔力を送りこみ、短期間の命を与える寿ことぶき。周囲の魔力に干渉し、己の魔力を使用しなくても発動できる鏡弔かがみのとむらい


さつまいも大合祭の時間に解放可能レベルは80であり、80より先はさつまいも大合祭が終わってから解放できる。つまり、この繊月態グリムとの戦いは、勝てる可能性が全くと言って良いほどにない負けイベントである。


グリム・テスタロッサ(基軸)(青年期)(剣月態)(四元素吸収)

レベル263→523(最終)

『剣の誇りと未来と黄金殺し』のイベントに登場した新しい形態であり、パワーアップをしたのが剣月態グリムだ。繊月態、新月態、無月態のグリムは肉体を利用した打撃が多かったが、今回の剣月態のグリムは剣を主に使用している。


このイベントは初めてのイベントということもあり、本編ストーリー、他のイベントと比べたら少々特異なストーリーである。剣月態グリムの目的は主人公一行を害すことではなく、ある者を滅ぼすこと。


そのために剣技の武闘会に参加する主人公と同じチームに入ったり、主人公たちのレベルを解放したりする。特異なのは敵の者と共闘するイベントであること。そして、このイベント内限定であるものの、師匠となること。


四元素吸収は優勝した後、黄金の盃から出現したレートニアを倒すためにその場で獲得した力の状態である。火、水、風、土。その概念によって生じる一部を吸収し、半人間半霊魂となったことで、剣月態グリムはその概念の一部操作が可能となった。


ちなみにだが、このイベントを逃した人用に終わった時から常設されている。


グリム・テスタロッサ(基軸)(???期)(弦月態)(霊王吸収状態)(死神化)(至高吸収)

レベル1009

主人公一行が二学年になり、実習として魔物を倒しに来た時に現れたグリム。この形態のグリムは他の形態の時よりも抜けており、初めてポンコツ味が出た形態だった。もっと強くなって主人公一行を驚かせたいの一心で鍛えていたが、その結果魔物が逃げて主人公一行と早めに出会う結果となり、珍しい顔を晒したグリムでもある。


その時の顔は想像のはるか上を行ったような表情であり、呆け顔と言うに相応しい顔。その顔は多くのプレイヤーからは好評であり、ネットではギャップ萌えで盛り上がり、推しのなる人が増量していた。


そんな顔をした弦月態のグリムであるが、能力は凶悪そのもの。霊王ルイズの屍を吸収したことで魂が知覚できるようになったグリムの攻撃は防ぐ術などなく、攻撃を受けなくするためには回避が必須である。


それだけでは終わらず、死神化したグリムの攻撃は、格下存在なら確定死へと導く力を持つ。加えて、月霊という魔物になったグリムは、半月の状態のみ同格に通じる即死エリアとして辺り一帯を変化させることが可能だ。


その姿から、ギャップ萌えした人と同数泣かされた者もいる。

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