055 ガチ中華、ネオ町中華、ぬる中華

真夏日となったある日。

『ぬる中華、始めました』というポスターを見かけた。

店へ入り注文してみると、何の変哲もない中華そばが出てきた。

周りの客も舌打ちをしたり、明らかに落胆していた。


翌日店の前を通ると『そんなに熱くなるなよ。ぬるく行こうぜ』と張り紙がされ、店主は姿を消していた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る