013 そして、覇道の物語へ

「お願いです、隣国の軍勢を追い払ってください!」

王命を請け、各地の状況を視察する我々一団は、ある村でこんな請願を受けた。

山あいの猟村で、村人たちは腕の立つ者が多いにも関わらず、だ。

急ぎ都へ早馬を出し、援軍を募った。

だが、返答は無慈悲なものだった。

『ドワーフの村など捨て置け』

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